冬といえば、こたつ、鍋、お餅、マフラー女子がかわいい!おでん、温泉、カニ…カニですね!
カニが食べたいです。そういう感じです。
時々出てくる女の子への欲望はまあいいとして、カニが食べたいじゃありませんか。
いかんせんやや高級食材ですから、一家の大黒柱であるお父さんが家族のために買ってくるといった具合でしょうか。
カニを美味しくいただきながら、
娘:「お父さん、これなんてカニなの?」
父:「これは越前ガニっていうんだ」
娘:「ズワイガニとは違うの?」
父:「ズワイガニとはね…」
となるわけです。
気を取り直して…、今回は越前ガニとズワイガニの違いをご紹介します!
越前ガニとズワイガニの違いは?
越前ガニとズワイガニの違いは一体何なのでしょうか。
結論から言うと、どちらもズワイガニです!
しかし、「越前ガニ」とは越前(福井県)で獲れるズワイガニのことで、いわゆるブランド化されたズワイガニです。
カニの脚に黄色タグがついているのが越前ガニの証拠です。
越前ガニのほかにも、松葉ガニというのも聞きますよね?
松葉ガニは、越前ガニ同様に山陰地方で獲れたズワイガニということです。
同じズワイガニだったんかいっ!
とツッコミを入れたくなるところですが、もちろん「越前ガニ」としてブランド化されているので、普通のズワイガニとの違いがあります。
ズワイガニの品質によって、「本ズワイガニ > 大ズワイガニ > 紅ズワイガニ」とランク分けされるのですが、
越前ガニはもちろん最高品質の本ズワイガニとなります。
では、具体的な違いはどこにあるのでしょうか?
越前ガニとズワイガニの違い① 「食べごたえ」
越前ガニはブランドガニのため、普通のズワイガニに比べとても大きいです。
もちろん大きいだけではなく、太く育ったカニ脚の中には身がギッシリと詰まっています。
身がギッシリ詰まった越前ガニを口いっぱいに頬張り、口の中で広がる幸せは、越前ガニだからこその楽しみです。
資源保護のため小さいカニは獲らず、しっかり育った越前ガニだけを漁獲しているのも、その理由の1つですね。
越前ガニとズワイガニの違い② 「甘さ」
越前ガニは、なんと言ってもその「甘さ」が魅力です。
寒流と暖流のぶつかる越前海岸沖はプランクトンが豊富で、寒い冬の海でたくさんプランクトンを食べて育った越前ガニは、その「甘さ」で食べた人を虜にします。
身の甘さを楽しむのであればオス、卵の甘さを楽しむのであればメス(セイコガニ)の越前ガニがオススメです。
オスの越前ガニを鍋やしゃぶしゃぶで楽しむも良し、メスの外子はプチプチとした触感と新鮮な磯の風味、内子は上品な甘さが口の中でとろけだし、日本酒の肴として楽しむのも良しです。
越前ガニとズワイガニの違い③ 「新鮮さ」
越前ガニが獲れる越前海岸沖は港から30kmと近いところにあり、漁を終えた漁船からすぐに市場に出荷されるので、とても新鮮です。
美味しい茹でたカニを食べる条件の1つは、生きたカニを茹でることです。
スーパーに並ぶロシア産の冷凍ズワイガニと、新鮮な越前ガニを食べ比べれば、その味は別次元のものですよ。
やはり、魚介類は新鮮さが命ということですね!
同じズワイガニでも、ブランド化された越前ガニは、身がぎっしり詰まった、甘さのある、新鮮なブランドガニです。
越前ガニが冬の味覚の王様と言われ、専用ツアーが組まれるほど人気の理由はここにある訳ですね。
今年はちょっと奮発して、越前ガニを楽しんでみてはいかがでしょうか!