息子または娘が成人祝を貰ったけど、内祝い(お返し)ってどうするの!?相場は?
と慌てふためく奥様。ご安心ください。
親族付き合いで失敗しないよう、成人内祝いの相場とマナーについて押さえておくべきポイントをご紹介いたします!
成人内祝いは誰にするの?
お祝いしてくれた方に「お返し」として贈り物をすることを内祝いと言います。
ただ本来の意味では「お返し」とは異なり、親しい人や身内の間で喜びを分かち合うことを内祝いと言います。
そのためお祝いを貰ったかどうかに関係なく、親しい人で自分がお祝いしたい人に内祝いをすれば良いのです。
で・す・が…、
お祝いを貰ってもいないのに「内祝い」で品物を贈ったら、「祝い」を催促しているように感じますよね。
ですから現代では基本的に「お返し」として機能しています。
しかし中には「いいか本来内祝いというものはだな・・・」と言う方もいらっしゃいます。
大切なのは相手がどう感じるかですので、迷ったら共通の知人に相談するのがベターですね。
成人内祝いの相場は「3分の1~半額」
大前提として、お祝いを貰ったらまず成人した本人がお礼の電話をしましょう。
その上で基本的にはお返しは必要ないと言われています。
祖父母には甘えさせてもらって、内祝いを贈らない方も多いようです。
親しい間柄であれば贈らないという選択をしても良いですが、そうでなければ贈った方が丁寧な印象を与えると思います。
贈る場合には、お礼状と共に、いただいたお祝いの3分の1~半額くらいの品物を贈るというのが相場です。
その際メッセージカードや写真も添えて贈ると喜ばれますね。
成人内祝いは「消耗品」が相場
どれくらいの金額が相場なのかはお分かりいただけたと思いますが、どんなものを贈れば喜んでもらえるのでしょうか?
内祝いに限ったことではないですが、好みが分かれない消耗品が良いでしょう。
残るものは正直困ります。捨てるわけにもいきませんのでね。
「そういえば、おじさんコーヒーよく飲んでいたな。」
と思ってコーヒー好きの方にコーヒーを贈る案もあるかと思いますが、好みが分かれる趣向品などはリスクも伴います。
よくコーヒーを飲む人はこだわりがある可能性が高いですね。
好みに合わないとせっかく貰っても困ってしまう場合もあり、洗剤などの日用品もそうですね。
遠くの方であればご当地の名物を贈るですとか、好みが分かれないお菓子やカタログギフトを贈るのも良いでしょう。
お返しの時期は「早すぎず遅すぎず」
贈る時期や六曜(ろくよう)など、お日柄は考えたほうが良いでしょう。
大安が一番好ましいです。日付指定で大安に届くように贈るとよいかと思います。
あまり早くお返しをすると「気を遣わしてしまった」と受け取られる場合もあるので、お祝いをいただいてから2週間~1か月でお返しするようにしましょう。
相手が忌中、喪中だった場合には四十九日法要が済んでから内祝いをします。
自分の親族に不幸が起きた場合には、忌明けまで待って内祝いをします。
この場合のお返しの品物には「身内に不幸があり遅くなりました」といったメッセージをつけるのが礼儀です。
のしの表書きは「内祝い」
紅白の蝶結びののし紙を使います。
リボンをつけてラッピングする際にはのし紙は使いません。
表書きには「内祝い」と書いて下さいね。
不安に感じるようであれば、お店の方に「内祝いで贈りたい」ことを伝えると良いですよ。
専門の方なので、失礼の無いように贈ってもらえますので。
困った時には先人の知恵を借りるべきだと相場が決まっています。
先に成人を迎えた子供を持っている親族に相談したほうが安心ですね。
祝い事なのに神経を使うことが嫌だと感じると思いますが、何かと「しきたり」を持ち出す方もいますので、あの人はどう感じるかな?と考えてみると良いと思います。
そういうところまで含めて「おもいやり」のある心でお祝いすることが大事だと思いますし、日本人らしさであると思います。