友達以上恋人未満の関係というのは、どうも曖昧な関係である気がします。
「友達以上恋人未満」という言葉から男女の関係を考えると、普通の友達よりは仲が良いけれど、恋愛関係ではないということです。
つまりは、「友達以上恋人未満」=「恋人ではない」という関係性ということです。
友達以上の関係であれば、確かにデートに行くこともありますね。
しかし、そのデートで男女がキスをした場合、恋人未満の関係と言えるのでしょうか。
一般的考えであれば、休日にデートに行き、良いムードになりキスをして、体の関係がある男女であれば、恋人関係と見えるでしょう。
では、友達以上恋人未満と恋人の違いはどこにあるのでしょうか。
今回は、色々な友達以上恋人未満の関係を考えながら、恋人関係との違いをご紹介します。
目次
友達以上恋人未満の関係が曖昧な関係である理由
友達以上恋人未満の関係が曖昧である理由は、男女の関係性が十人十色であるからでしょう。
学生であれば、ランチを一緒に食べたり、授業以外のイベントや部活でも一緒の時間を過ごしたりと、幼馴染のような関係を友達以上と言うのかもしれません。
社会人であれば、仕事終わりや休日にデートをして、時と場合によっては、キスをしたり体の関係を持つような関係でも恋人未満と言うのかもしれません。
友達以上恋人未満であれ、男女がしている行為は恋人と同じであり、お互いに親しみを持ち、お互いを人として信頼していることも恋人関係と同様です。
しかし、本人同士は友達以上恋人未満の関係と答えるのは何故なのでしょうか。
友達以上恋人未満の様々な関係
男性の42%、女性の24%に友達以上恋人未満の異性がいたというアンケート結果があります。
恋愛関係にならなかった理由の回答は下記のようなものです。
- 感覚は合うけど、恋愛感情がわかないタイプであったから
- 幼馴染だけど今さらな気がしたから
- 共通の趣味があり、趣味に付き合ってくれる人として考えているから
- 気兼ねなく何でも相談できる関係だけど、お互い他に好きな人がいたから
- デートや旅行に行く関係だけど、相手に彼氏彼女がいたから
- 相手が既婚者であったから
- 体のみの関係であったから
出典:マイナビニュース
気兼ねなく相談できる関係であったり、一緒にデートや旅行に行く関係であったり、相手に彼氏彼女や奥さん、旦那さんがいて叶わなかった関係など様々ですね。
しかし、ここに恋人関係にならなかったヒントがありそうです。
では、4つの関係性からヒントを探していきましょう。
信頼して相談し合える関係
信頼出来ない人に自分の悩みを相談する気にはなりませんね。
自分がどのような人間であるかを理解しており、自分の話をしっかり聞いてくれて、自分に合った回答を与えてくれる人に相談をすることは当然でしょう。
それは、男性であれ女性であれ関係のないことですから、相談しやすい人に相談をします。
自分の悩みを相談する関係は、友達以上の関係と言えるでしょう。
友達以上の関係と思っている人にしか、自分の弱さを見せたりしませんから。
しかし、恋人関係かというと、そうではありませんね。
信頼できる異性と相談し合える関係であっても、恋愛関係とはなりません。
一緒にデートや旅行にいく関係
趣味が共通していたり、温泉が好きで旅行にいったりと、交際していない関係でもお泊りデートに行くことはありますね。
それは、自分の趣味に付き合ってくれる大事な友達であるからです。
気兼ねなく共通の趣味を楽しめる相手を見つけることは困難で、男女問わずそのような人がいればとても幸運なことでしょう。
しかし、お泊りデートをする中であるからといって恋人関係であるかというと、それも異なりますね。
ただ、普通の友人関係にある異性とは、お泊りデートをしないだけに過ぎません。
キスやエッチをする関係
友達以上恋人未満の関係として、よくあるパターンの男女関係ですね。
もちろん、全く好意の無い異性と体の関係を持つことはありませんから、友達以上恋人未満という言葉によく合った関係のように思えます。
付き合ってもいないのにキスをしたり体の関係を持つのは、寂しい心や性欲を満たしたいからでしょう。
また、その異性と関係を持つことがステータスと感じたり、自尊心を感じるからでしょう。
彼氏彼女がいながら別の異性と体の関係を持つのは、交際している関係に何か満たされないものがあると不満に感じている場合に多く見られます。
男性の場合であれば、恋人ほど大切にしなくとも、ある程度自分よがりにエッチが出来ることに満足感を得るのかもしれません。
女性の場合であれば、彼とのマンネリした関係に悩んでおり、他の男性を試しながら、彼と比較しているのかもしれません。
少々極端な例かもしれませんが、このような関係を恋人関係とは言いませんね。
どちらかが片思いである関係
友達以上恋人未満の関係として、どちらかが片思いである場合があります。
いつも優しく話を聞いてくれたり、自分の趣味にも付き合ってくれたり、夜一人で寂しい気持ちを満たしてくれる異性を好きに思います。
お互いがそのような関係であれば、さっさと付き合ってしまえば良いと私も思います。
しかし、それが「お互い」ではないから恋人未満の関係になってしまうのです。
いつも相談事を聞いてくれる相手は、アナタに本音で相談をしますか?
いつもアナタの趣味に付き合ってくれる相手を、振り回したりしていませんか?
アナタの寂しい気持ちを、都合の良い相手で満たしていませんか?
恋人未満に留まる理由は、恋人対象とするには何かが不足しているからです。
友達以上恋人未満の関係と恋人との違い
友達以上恋人未満の関係と恋人との違いは、「好意を持つ人」と「愛する人」の違いです。
「好意」というのは、良い人だなと感じて親しみを持つことです。
つまりは、自分の欲を満たしてくれるものが普通の友達以上に多い異性であるのが、友達以上恋人未満の関係であるということです。
「愛」というのは、相手に対して無償で捧げるものです。
何か相手からの見返りを求めるものではなく、一方的に与えた愛によって相手が喜ぶことが自分とっての幸せと感じるものです。
愛で「包む」ことや、愛を「注ぐ」ことが出来るのは、その気持ちを与える対象がいるからです。
好意や恋は自分自身が感じることですから、包んだり注いだりは出来ませんよね。
友達以上恋人未満の関係の「大切にしたい」と、恋人関係の「大切にしたい」では意味が異なります。
友達以上恋人未満の関係の場合は、自分の欲を満たしてくれる異性なので、自分主観として「大切にしたい」と考えます。
恋人関係の場合は、自分の欲を我慢してでも、相手主観として「大切にしたい」と考えます。
恋愛関係に進展させたいと思う女性の方は、コチラの記事も参考にしてみて下さい。
⇒ 彼女を大切にしたいと思う【7つのタイミング】と【6つの行動】
⇒ 本命の彼女かどうかは態度でわかる!遊びとの【20の違い】
人間関係の基本はギブ&テイクにありますね。
恋愛関係におけるギブ&テイクの本質は、相手主観で相手を想う気持ちを「give」することによって、相手から愛を「take」されるものと考えます。
精一杯尽くしていると思っていても、相手が本音で求める部分に辿り着かなければ、それはあくまでアナタが尽くしていると思うことになってしまいますから。
友達以上恋人未満の関係を終わらせたいと願うのであれば、今一度相手のことを考えてみることをオススメします。
それがキッカケとなり、勇気を持って相手の中に一歩入り込めた時には、アナタが願う関係になっているかもしれませんよ。