つける指によって指輪の意味があるのをご存知ですか?
親指、人差し指、中指、薬指、小指と両手を合わせて10本それぞれに意味があります。
例えば、「左手の人差し指」は良縁を呼び込む、「左手の小指」はチャンスを呼び込むといった意味があるように。
指先を飾るだけではなく、日々の生活や心の中をキラリと輝かさせてくれるアクセサリーとして恋愛をサポートしてくれることも。
今回は、指ごとで異なる指輪の意味や恋愛にまつわる指輪についてご紹介していきます!
目次
右手左手と指ごとで異なる意味の一覧
右手と左手それぞれと指ごとの意味の一覧は以下の通りです。
▼ 右手左手につける意味や象徴の一覧
- 右手:現実、行動力、権力や権威の象徴
- 左手:精神、創造力、信頼や志の象徴
▼ 指ごとの意味や象徴の一覧
- 親指: 権威、権力、信念の強さ
- 人差し指: 願望、コミュニケーション、自立心、行動力
- 中指: 直感、霊感、ひらめき
- 薬指: 創造性、愛、絆
- 小指: 変化、チャンス
右手の指は「現実」「行動」に結びつきがあるように、自分をパワーアップさせてくれる意味を持つとされています。
左手の指は「精神」「創造」に結びつきがあるように、精神状態を高めてくれたり、周囲との関係を良くしてくれたりする意味を持つとされています。
指輪の意味の由来としては古代ギリシャや古代ローマから繋がるキリスト教の文化や習慣によるもの。
「永遠の愛を誓う」という意味の薬指の婚約指輪は皆さんご存知の通りかと思いますが、指それぞれに守護神が存在し、指ごとに色んな意味やパワーが隠されています。
なんとなく着けている指輪にはどんな意味やパワーが込められているのか見ていきましょう!
親指につける指輪の意味(サムリング)
親指の指輪には何でも望みが叶うとされる言い伝えがあり、キリスト教の教皇やイギリスの貴族、富豪が権力の象徴として着けた指輪です。
親指の守護神が女神ビーナスと英雄ヘラクレスであり、権威や権力の象徴だけではなく「信念の強さ」を示す指です。
親指の英訳(thum、thumb:サム)の通り、サムリングと呼ばれます。
弓を引く時に親指を保護するための指輪もサムリングと呼ばれますが、それは現代においても日常生活における親指の指輪の意味とは異なります。
右手の「親指」に着ける指輪の意味
右手の親指につける指輪には「指導力」「統率力」の意味が込められているとされています。
また、勇気をもたらすパワーが込められているとされており、リーダーシップや行動力を発揮したい時につけると良いでしょう。
ただパワフルな強さを象徴する指輪ですので、出会いを求めている、恋愛運をアップさせたいとする方は避けた方が良いともされています。
そういった意味からも、もし親指に指輪をするのであれば、男性が好むように厚みがあったり、太すぎたりする指輪は避けて、シンプルな指輪を選んでも良いかもしれません。
指導力や統率力を意味する強さを表現しつつも、細かい部分にまで配慮ができ、バランスの取れる女性らしいリーダー性を表現できるのではないかと思います。
左手の「親指」に着ける指輪の意味
左手の親指につける指輪の意味は、「目標を達成する」「信念を貫く」「困難を乗り越える」といった意思の強さを表す意味が込められているとされています。
望みが叶うという古来からの言い伝えのように、夢や目標を達成するためには、信念を貫き、困難を乗り越えるためのパワーが必要であることを意味するのでしょう。
過去の恋愛を忘れて今は自分の目標に集中したいという方は、その信念を表すアクセサリーとして着けてみると良いかと思います。
人差し指につける指輪の意味(インデックスリング)
人差し指の指輪はインデックスリングと呼ばれ、指針や指標を意味するインデックス(index)の言葉の通り、夢や願望に進むための積極性や行動力を高めてくれるとされています。
また、行動力を高めてくれるばかりではなく、良縁を呼び込み幸運を招いてくれる指であるともされており、人差し指には縁結びの意味も込められています。
人差し指の守護神はユピテル。人々を統治する、悪から逃れる力があると信じられていたことから、古代ヘブライ人は幸運の指輪として人差し指に結婚指輪をつけていたそうです。
右手の「人差し指」に着ける指輪の意味
右手の人差し指につける指輪には、集中力をアップさせて意思を高めてくれる効果があるとされています。
仕事や勉強など集中力や意思を高め、何かを成功させたい、良い判断をしたいとするときには右手の人差し指に指輪をつけてあげると良いでしょう。
親指と同じようにリーダーシップの意味もありますので、親指の指輪は目立って苦手という方は人差し指に変えてみて下さい。
左手の「人差し指」に着ける指輪の意味
精神面につながる左手において、左手の人差し指の指輪は「前向き」「ポジティブ」「積極性」といったネガティブになりやすい女性にとって重宝したい意味を持つリング。
ポジティブな気持ちが進むべき道を導いてくれるかのように、人差し指が指す方向に進んでいく勇気を与えてくれます。
また、積極性が高まることから良縁を導く幸運の指ともされていますので、恋活や婚活をしている方にオススメしたい指輪です。
中指につける指輪の意味(ミドルフィンガーリング)
中指は「直感」「霊感」「ひらめき」を表す指とされており、中指に指輪をつけるとインスピレーションを高めてくれると言われています。
中指の守護神はサトゥルヌス。人との間に起こる悪い出来事を止める力があるとされていることから、協調性を高めるお守りの指輪としても着けられます。
右手の「中指」に着ける指輪の意味
直感を信じたい時や直感力を高めたい時には右手の中指に指輪をつけてみると良いでしょう。
直感や意思のままに行動したい時にパワーを発揮してくれるとされています。
風水的には邪気を払う効果があるともされているので、お守りの指輪は右手の中指につけてみて下さい。
左手の「中指」に着ける指輪の意味
インスピレーションを高めるだけではなく、仕事などで創造性を高めたい時にも左手の中指に指輪を。
また、よりよい人間関係を築きたい、協調性を高めたいという時にもパワーを発揮してくれます。
薬指につける指輪の意味(アニバーサリーリング)
薬指の守護神は治療の神アポロ。「創造」を意味すると共に、左手の薬指は心臓と太くつながる血管がある神聖な指とされていたことから、神への聖なる誓いや記念を表す指輪をつける指とされています。
マリッジリング、エンゲージリングとも呼ばれるように、愛が宿る黄金の指とされていたことから左手の薬指に結婚指輪や婚約指輪をつけます。
また、薬指にはつけた指輪の宝石の影響が強く出るともされています。
右手の「薬指」に着ける指輪の意味
創造を象徴することから、右手薬指の指輪は創造性を刺激しクリエイティブな力を高めてくれるパワーが込められているとされています。
また、彼氏や恋人の存在を意味する右手薬指の指輪ですが、それは心を落ちかせたり、安心させたりしてくれる意味を持ち合わせているからでもあります。
左手の「薬指」に着ける指輪の意味
ご存知の通り、左手の薬指は結婚指輪や婚約指輪をつける特別な指であり、指輪をつけることで愛や絆を深め、家族運をアップさせてくれる意味が込められています。
実際に結婚や婚約していなくとも、恋人やパートナーとの強いつながりを感じたい気持ちを込めて、左手薬指に指輪をつける女性も少なくありません。
小指につける指輪の意味(ピンキーリング)
小指は「変化」「チャンス」を象徴する指であり、環境の変化や新しいチャンスを呼び込みたい方は小指に指輪をつけてみて下さい。
小指の守護神はメルクリウス。異性との新しい出会いやチャンスを引き込む恋愛運アップに期待できるだけではなく、お守りの指輪をつけるにも良いとされています。
右手の「小指」に着ける指輪の意味
右手小指の指輪は、魅力や高感度をアップさせてくれる指輪とされています。
表現力をアップして自分らしさを発揮させるパワーが込められているとされていますので、自分を表現するアクセサリーとして着けたい指輪です。
左手の「小指」に着ける指輪の意味
新しい恋のチャンスを引き寄せる意味を持つとされるのが左手の小指の指輪です。
ご紹介したように、良縁を呼び込むとされる左手人差し指と一緒に指輪をつけることで恋愛運がアップするとされています。
女性らしさが際立つピンキーリングを選ぶ時には、新しい恋を想像しながらつけてみてくださいね。
恋愛にまつわる意味を持つ指輪
指輪には色んな意味やパワーが込められており、古来では魔除けの道具として、またテレビや映画などでは平和をもたらす特別な力を持ったアイテムとして描かれることもありますよね。
色んな国や宗教があれば、色んな意味を持つ指輪も存在し、恋愛にまつわる意味を持つ指輪もたくさんあります。
いくつかピックアップしてご紹介しますので、是非参考にしてみてください!
エタニティリング、エターナルリング
エタニティリング(エターナルリングとも)は「永遠の愛」を意味する指輪であり、宝石(主にダイヤモンド)がリングを一周して途切れることなく並んだデザインのリングです。
輝きを失わないダイヤモンドの美しさと永遠の愛を誓うロマンチックな指輪であることから、結婚指輪や婚約指輪として注目される指輪の一つです。
クラダリング
クラダリングは「愛」「友情」「忠誠」を意味する指輪であり、両手で囲まれたハートの上に王冠が載ったデザインになっています。
アイルランド発祥の指輪であり、日本ではあまり馴染みのない指輪かもしれませんが、アイルランドでは結婚指輪として着けられます。
このクラダリングの面白いところは、以下のように着ける指や着け方によって意味が変わること。
- 左手の薬指に正方向につけると「既婚者、恋人がいる」
- 左手の薬指に逆さまにつけると「婚約中」
- 右手の薬指に逆さまにつけると「恋人募集中」
※右手の正方向で「婚約中」となる場合も(諸説あり)
日本では、左手薬指は既婚者、右手薬指は恋人ありを意味するでしょうが、指輪の向きによって意味が異なるというのも面白いですね。
プリエンゲージメントリング
プリエンゲージメントリングは、「プリ」の意味の通り、婚約指輪(エンゲージメントリング)の前段階として、浮気をしない証や浮気防止、また結婚を前提としてパートナーがいることを表す指輪です。
左手の薬指につけられますが、あえて左手の中指、右手の薬指につけられることもあります。
浮気防止という意味では、少し異なるニュアンスがあっても、日本の恋人同士でつける指輪の意味に近い印象です。
プロミスリング
プロミスリングはプリエンゲージメントリングと同じ意味を持つこともあり、約束事を守る誓いの意味が込められた指輪のことです。
結婚指輪も婚約指輪もプロミスリングの一つですが、定義としては着ける指が決まっている、または着ける必要がある訳ではないということから少し広い意味を持つ指輪になります。
ギメルリング
ギメルリングも愛を象徴するような指輪の一つで、ラテン語で双子を意味する「ギメル」という言葉の通り、2つのリングが重なって1つになるデザインの指輪です。
決して離れることのない意味を持つことから、中世ヨーロッパでは結婚指輪として流行った指輪となります。
ポージーリング
ギメルリングと同様に人気があったとされるのが、指輪の外側または内側に詩が刻まれたポージーリング。
過去のヨーロッパ文化において愛や特別な気持ちを詩に乗せますが、それを指輪に刻むというロマンチックな指輪の一つです。
ウィドウリング
未亡人になった女性が着ける指輪がウィドウリング。日本では寡婦指輪と呼ばれる。
あまり馴染みの無い指輪かもしれませんが、マリッジリングの隣の指、または逆の指につけるという形が取られます。
どの指に指輪をつけることが多い?
なんとなく指輪をつけているという方が多いでしょうし、意味も知らないし、そこまで意識していないという方がほとんどではないかと思います。
でも、その「なんとなく」でも着ける着けないの指を選んでいたりするもので、女性の皆さんは以下のような形で指輪を着けているようです。
やはり、恋人の有無に関わらず、右手の薬指に指輪をつける方が多いようですね。
ただ、今まで見てきた意味を知っていなくとも、次いで左手の中指か薬指という回答が続いていることから、なんとなくでも「自分がしっくり来る指輪の場所」を選んでいるように思えます。
そこに意味を持てるようになると、「今日の指輪はこんな気分だから!」「今日は勝負の日だから!」といった選び方が出来るでしょうし、指輪を含めたコーディネートがより一層楽しくなりそうですよね!
指輪の意味は自分で色付けていくもの
色んな指輪の意味をご紹介してきましたが、つけている指輪の意味はその個人によって異なることもありますよね。
例えば、大好きなお婆ちゃんから譲り受けた指輪がサイズによって着ける指を変えることもあるように、指輪との思い出はそれぞれにあるかと思います。
指輪に込められた意味は、単純につける場所だけではなく、着ける指輪や着ける人によっても変わっていきます。
時に指輪のパワーを借りてみようと思った時には、指輪に「どんなサポートをして欲しいのか」を想像してみて下さいね。
アクセサリーは「飾り」の意味だけではなく、「身に着ける」ものであることの意味を少し意識してみて、輝きある毎日を楽しんでいきましょう!