「アラフォー」という言葉が生まれて、30代後半から40代前半の独身女性は“アラフォー独身女性”という少し悲しい印象を受けるような言葉で紹介されるようになりました。
合コンや飲み会に行けば自然と男が言い寄ってきた若かりし20代の頃。
もっと良い男がいると信じて恋愛も仕事も一生懸命だった30代前半の頃。
アラフォー独身女性になれば恋愛だけではなく、自身も環境も20代や30代前半の頃と変化してきたことも多いかと思います。
今回は、アラフォー独身女性に見られがちな共通点として、20代・30代の頃とは異なる恋愛観や違いについて、ご紹介していきたいと思います。
目次
アラフォー独身女性の恋愛における違い
少し古いデータですが、平成22年に総務省が発表したデータによると、女性の既婚率は30~34歳で56.9%に対し、アラフォーとされる35~39歳で66.7%、40~44歳で69.1%と発表されております。
日本の人口をざっくり1億2千万としてアラフォーの独身女性を残り3割で計算すると、約3,600万人のアラフォー女性が独身であるということです。
中には離婚者も含まれるため未婚者のみのデータとはなりませんが、人数に置き換えてみると、アラフォー世代における女性の独身者は意外と多いようにも思えます。
そんなアラフォー独身女性から抜け出すヒントとして、20代、30代の頃の恋愛と違う変化についてご紹介していきますので、チェックしてみて下さい。
好印象の男性のほとんどが既婚者
アラフォー世代になれば、女性だけではなく同年代の男性のほとんどが既婚者でしょう。
総務省発表の同データでは、男性の35~39歳で53.0%、40~44歳の69.4%が既婚者とされており、アラフォー世代の独身男性は約3~4割程度となります。
職場や結婚式の二次会などで「素敵だなぁ…。」と感じた男性の薬指をチェックしたら、結婚指輪があってガッカリしたなんてことはあるあるのことではないでしょうか。
既婚者の男性が素敵に見えるのは、アラフォー独身女性が思い描くパートナー像に近いからかと思います。
恋愛も遊びも自由に過ごしていた男性がパパという一家の大黒柱となったことで、独身の男性にはない独特の優しいオーラや笑顔にときめいてしまうのかもしれません。
良い男が早く売れていくのは自然の理でしょう。
男性は年を取るほど若い女性を好む傾向にあるという調査結果もあり、アラフォー世代の独身女性と独身男性のニーズがマッチしないケースもあります。
20代男性の40%が35歳まで、16%が40歳までの独身女性はありとしていますので、アラフォー独身女性になることを焦っているようであれば、年下の男性も視野に活動してみてはいかがでしょうか。
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モテなくなったと感じる
20代や30代前半の頃は、アプローチしてくる男性もいたのではないでしょうか。
その頃の同年代の男性も結婚を意識してパートナー探しをしているのですから、オスとしての狩猟本能を発揮していたのかと思います。
先程もご紹介した通り、男性は年齢が上がるほど年下の女性を好むようになりがちですので、アラフォー独身女性にアプローチしてくる男性の数は減ってくるものです。
また、年下の男性がアプローチしてくるのかと言えばそうではなく、自分のような若い男は相手にされないだろうと考えてしまうケースもありますので、「すっかりモテなくなったなぁ…。」と感じるアラフォー独身女性も多いのではないでしょうか。
容姿やスタイルが良い女性であれば、30代前半まではあまり自分磨きをせずに美貌で勝負してきたことも、アラフォーとなってモテなくなったと感じる要因として考えられるかと思います。
アラフォーの独身女性は、素敵な男性との出会いも減り、モテなくなったと感じる機会も増えるので、恋愛に自信を持てなくなるケースもあるでしょう。
自信を持てなくなったことは悪循環となり、
- 若い女性と比較して嫉妬心を抱いてしまう。
- 外見や肌に自信を持てなくなるので、恋愛に対して内向的になる。
- 彼氏がいた場合でも、「どうせ若い女性に奪われるんだろう」という疑いと不安から、恋愛に対して消極的になる。
など、望まない方向に進んでしまうのかと思います。
男性を喜ばせるための自分磨きであったものが、いつしか自分自身を満たすための自分磨きへと変わっていくのかもしれません。
アリ・ナシのジャッジが早い
アラフォー世代の独身女性ですから、人生経験も恋愛経験も豊富な方が多いかと思います。
男性の仕草や表情、少し会話しただけの感覚から、その男性が「良い夫」になるかどうかを見極める目を持っているのでしょう。
ですが、その研ぎ澄まされた目は、男性を良い夫として「アリ」か「ナシ」かのジャッジを下してしまうこととなります。
アラフォー独身女性の傾向として、理想の夫像に対する憧れが強い方も多いように感じられます。
その理想の夫像を追っているからこそ、自身のパートナーを求めるのではなく、自分にとって「良い夫」を求めてしまうのかもしれません。
経験が豊富であるがゆえに第一印象で判断できる部分もありますが、隠された男性の魅力に気付くことが出来ないというジレンマであるとも言えるでしょう。
恋愛に対して腰が重たい
次の恋愛は結婚に必ず繋げたいという気持ちと、もう男性に裏切られたくという気持ちがあるので、アラフォー独身女性は恋愛に対して腰が重たい傾向にあるでしょう。
例え、男性が本気である場合でも、
「過去の恋愛みたいに、彼に尽くしすぎると損をするんだろうな…。」
「また、こうやって自分を傷つけていくんだろうな…。」
などといったネガティブで臆病な考えが、積極的な恋愛を邪魔させることとなります。
また、年齢が上がるにつれ、自身の考えや趣向は固まってくるものですから、どんどん頑固者になっていくものです。
さらに、そこに受け身という消極的な要素が加わることで、頑固者で他人を批判するけど、自身は傷つきたくないので受け身になる、という男性に好まれない女性像が出来上がります。
このような悲観的な考えが霧となって男性の目をぼやかすので、アラフォーの独身女性の魅力を伝わらないようにさせてしまうかと思います。
仕事を頑張りすぎている
失恋を忘れるために、仕事を頑張ってきたのかもしれません。
将来独り身で過ごすことを想定して、仕事を頑張ってきたのかもしれません。
ですが、仕事を頑張り過ぎるアラフォーの独身女性に、男性は近寄りづらいものです。
女性の収入が高いほど未婚率は高いとされており、比較して収入の低い男性は手を引いてしまうのでしょう。
男性はプライドが高く、自分を立ててくれる女性を好むものです。
また、メリット・デメリットで考えると、男性にとって結婚とはデメリットが多いものですから、男性のステータスである経済力を奪われてしまうのであれば、男性としてもメンツが立たないということなのでしょう。
男性顔負けに仕事を頑張るアラフォー独身女性は、守ってあげたいと思う男性の保護本能をかき消してしまうのかもしれません。
経済力があるので自由を好む
仕事を頑張れば評価も上がるので、収入が高いアラフォー独身女性も多いかと思います。
中には、役職について同僚や部下をまとめるリーダーポジションの方もいらっしゃるでしょう。
努力した社会経験から得られる経済力によって、20代、30代前半の頃であれば男性に頼っていたことも、自分自身で実現できるようになります。
少し贅沢な食事や女子会、年1回は欠かせないリゾート地への旅行など、自由で充実したプライベートを送ることが出来ます。
そのような自由は、仕事も恋愛も頑張ってきたアラフォー独身女性にとって、自分自身へのご褒美なのでしょう。
自分を満たしてくれるご褒美という自由を奪われたくないと思うので、気楽な独り身でも良いかと考える女性も少なくないのかと思います。
アラフォー独身女性が幸せにしたい対象
アラフォーの独身女性の中でも、「恋愛したい派」と「結婚したい派」に分かれるでしょう。
恋愛したい派の一部では、愛するよりも愛される喜びを感じたいため、既婚者とのあぶない関係を求める方もいるようです。
また、結婚したい派の中でも、「子供を産みたい」「安定した生活をしたい」と、主観的な希望を叶わたいという意見も見受けられます。
これらの意見を見ていくと、アラフォー独身女性が幸せにしたい対象は自分自身なのかもしれません。
ですが、結婚とは、共に人生を歩んでいく“パートナー”との生活となる訳ですから、幸せにしたい対象はパートナーの男性であるべきではと考えます。
「この人なら私を幸せにしてくれる!」という男性を探すことも大切なことです。
ですが、「この人なら幸せにしてあげられるかも」と思える男性を探してみることで、アラフォー独身女性から抜け出せるヒントが見つかるかもしれません。