お見合いの断り方に悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
お見合い相手に会う前や上司からお見合いを勧められた時でも、また直接本人に断る場合は尚更断り方に気を遣ってしまうものかと思います。
今回は、会う前のお見合いの断り方、上司へのお見合いの断り方、直接本人へのお見合いの断り方についてご紹介しますので、参考にして頂ければと思います。
目次
お見合いの断り方で気をつけたいポイント
具体的なお見合いの断り方をご紹介する前に、お見合いの断り方で気をつけておきたいポイントを見ておきましょう。
お見合いとは昔からある日本独特の結婚手段ですので、お見合いの断り方にもマナーがあります。
通常の恋愛であれば当事者2人のことで済みますが、お見合いの場合は本人だけではなく、それぞれの仲人も関係してくるものですので、お見合いの断り方のポイントを押さえておくと良いでしょう。
お見合いを断るなら「早めに」が大事
お見合いの断り方で良くとされるのは、ダラダラと断ることを先延ばしにしてしまうことです。
断り方に悩んでダラダラしてしまうと、相手の男性が次のお見合いに進めることが出来ないばかりか、男性の世話人にも迷惑を掛けてしまうことになります。
ですので、お見合いの断り方では「お見合いを断る!」と決めた段階で早めに断ることがポイントとなります。
しかし、家族や上司の手前、顔を立てるという意味で会う前に断ることができない場合もあるかと思います。
特に上司や世話になっている方が絡んでいるケースですと、断った後の関係に影響を及ぼしかねないと心配になって、余計に断りづらくなってしまうこともあるでしょう。
そうであるからこそ、スピーディに断ることで、相手の男性はアナタに余計な期待をせずに済みますし、仲人や仲介人の方に対しても、迷惑をかける可能性が低くなります。
お見合いは形式的な場ですので、複数の方が関わってきます。
協力して下さった方々に迷惑を掛けないためにも、相手の男性と今後どうしたいのかを早めに決断し、仲介人や仲人に伝えるようにしましょう。
謙遜した断り方を選ぶ
お見合いの断り方は、「断る」という行動自体が不愉快な思いをさせてしまうため、どうすれば相手に不愉快な思いをさせずに断ることが出来るか、とても悩んでしまいますよね。
とはいえ、「この人とは上手くいかなそうだな」と感じても、その気持ちをストレートに言葉にする訳には行きません。
お見合いの上手な断り方としては、謙遜した断り方を選ぶことがポイントです。
直接本人に会う前の方が断りやすいのですが、どうしてもお見合いをすることになった場合などは、「会わない」という選択肢はなかなか取り難いですよね。
会う前に断ることが難しい場合、相手の男性は勿論仲介人に対してもより気を使って断り文句を考えねばなりません。
そんな時に「謙遜する」というのは、とても使えるテクニックなのです。
「いかに自分が至らなく相手に対して釣り合いの取れない存在なのか」を念頭に、断り文句を考えてと良いかと思います。
特に、直接本人に断りを入れる場合は、謙遜した言い回しに充分注意して断るよう心掛けるべきでしょう。
お見合い相手の欠点に触れるような断り方は避けて、お見合い相手に相応しくないとへりくだった言い方で伝えれば、関係者全員迷惑とならないお見合いの断り方が出来るかと思います。
仲介人や仲人を通してお断りをする
お見合いの断り方の基本的なマナーとして、お見合いの場に仲介人や仲人がいる場合は必ずその方を通して断らなくてはなりません。
お見合いは様々な人が関わってくる場ですので、仲介人や仲人への配慮を持って行動することが大切です。
婚活を進めている場合は、次のお見合い相手を紹介してもらえる可能性も高くなるかと思います。
内気な性格によって、どうしてもお見合いの話を円滑に断れないこともあるでしょう。
そのような場合にでも仲介人や仲人を挟んで断ってもらうことで、本人に直接話をせずともスムーズに断ることが出来ます。
お見合い相手に万が一不愉快にさせてしまう断り方をしてしまうと、
「なんて失礼な女性を紹介してくれたんだ!」
と仲介人の面子を潰してしまいかねませんし、迷惑が掛かって関係が気まずくなってしまう恐れもあります。
先回りをして段取りを組んでおくことは、お見合いなどの形式的な場ではとても重要な行動になるものです。
直接本人にメールやLINEでお断りする場合は
お見合いの断り方の中でも、直接本人に電話や面と向かって断るのは気が引けてしまうものかと思います。
とは言え、メールやLINEでの断り方はなんとなく失礼な気がしてしまいますよね。
しかし、最近ではネット婚活などもありますので、基本的には望ましいとされないメールやLINEでも、状況に応じて直接本人宛に断りを入れても良いでしょう。
但し、上で挙げた3つのポイントは忘れずに。
メールやLINEでの断り方のポイントは、「お見合い相手への感謝と謝罪の気持ち」を誠意を持って伝えることです。
お見合いした後交際に至るか、デートを複数重ねた場合であれば、男性側がアナタとの結婚を念頭に会っていることを忘れてはいけません。
どうしても結婚相手とは考えられないという結果に至ったのも、お見合い相手のことを知れたからのことかと思います。
主観的な感情だけではなく、なるべくお見合い相手が納得出来るような内容を伝えるようにして、円満に終わる断り方を心掛けると良いでしょう。
お見合い相手と会う前の断り方
アナタにお見合いする意思が全く無いのであれば、お見合い相手に会う前に断るようにしましょう。
お見合い相手に会う前に断る際にも断り方のマナーがありますので、参考にして頂ければと思います。
お見合いする意思が無い場合は身上書を開封しない
相手と会う前にお見合いを断る場合には、「今は誰ともお見合い(結婚)をする意思がない」ということが伝わるような断り方が良いでしょう。
お見合いの話を持ち掛けられた時には、身上書(釣書)と言われるお見合い相手の写真やプロフィールを渡されることが多いと思いますが、今アナタにお見合いをする意思がなく、相手に会う前に断るということを前提としているのであれば、身上書は受け取らずに断るのが1番お見合いをする意思がないことを伝えることができます。
しかし、その場でどうしても断り切れずに身上書を持ち帰ってしまった場合や、遠くに住んでいる親や親戚の方から郵送で身上書が届いてしまう場合もあるかと思います。
身上書を受け取ってしまうと、相手がどんな方なのか気になってしまうとは思いますが、お見合いをする気がなく、会う前にお断りをするつもりであれば、この身上書を開封しない方がベターです。
身上書を開封してしまうと、お見合い相手の写真やプロフィールに目を通してから断る形になってしまうので、相手の顔や職業が気に入らなかったから断ったと思われてしまう可能性もあり、断り方もさらに気を使わなければいけなくなってしまうので気を付けましょう。
お見合い出来ない理由をハッキリ伝える
お見合いの断り方に頭を抱えている方も多いと思いますが、相手に会う前の段階というのは、お見合いの断り方のなかでも1番断りやすいタイミングでもあります。
お見合い相手に会う前の断り方で大切なのは、アナタが今お見合いを受けられない理由をハッキリと伝えてお断りすることです。
仲介してくれる方にも依りますが、良かれと思って勧めてくれているので、曖昧な返事で濁しているだけでは、しつこく勧められてさらに断りづらくなってしまいます。
ハッキリした断り方をしてしまうと、相手の気を損ねないかという心配もあったり、勇気が要ることだと思いますが、返事に時間をかければ相手にも期待を持たせてしまいます。
お見合いをする意思が無いのであれば、話を持ち掛けられたタイミングですぐにハッキリと断るようにしましょう。
断り方の例としては、
「せっかく頂いたお話ですが、今は仕事が忙しく結婚を考える余裕がありません。申し訳ありませんが今回はお断りさせて頂きます。」
などと断る理由は何でも良いですが、働く女性にとって、結婚すればどうしても仕事と家庭を両立させていかなければならないので、仕事を断る理由にする方は多いかと思います。
しっかりとお礼を述べる
お見合いの断り方には、会う前の断り方や会ってからの断り方など、それぞれのケースによってどんな断り方が良いのかは違いがあると思いますが、どんな場合でも共通して覚えておきたいマナーがあります。
それはこのお見合いのために動いてくれた相手への配慮です。
お見合い相手はもちろんのこと、仲人・仲介人への配慮と感謝の気持ちを忘れてはいけません。
例え望んでいないタイミングでのお見合い話であっても、仲介してくれた方はアナタの幸せな結婚を願って持ち掛けてくれた縁談です。
お見合いをする意思がなく会う前にお断りをする場合でも、
「良いお話をご紹介頂きありがとうございます。今回は自分の至らなさでお断りさせて頂きますが、また結婚を考えられる時期がきたら改めてお願いをしてもよろしいでしょうか?」
というように、今回お見合いが成立しなかったのは自分の至らなさであるということと、相手の好意に対する感謝の気持ちをしっかりと伝えられるような断り方をすれば角も立たず、関係性に余計な波風も立たない出来るでしょう。
どのような断る理由であっても、仲介してくれた方への配慮もしつつ、断る理由はハッキリと伝えるように心掛けましょう。
身上書を開封をする前であっても、
「まだ結婚の覚悟が出来ていない私にはもったいないお話です。気にかけてくださって嬉しい限りですが、今回はお断りさせてください。」
というように、謙遜+感謝の気持ちを添える断り方を選べば、世話人にも角が立ちませんよね。
上司から紹介されたお見合いの断り方
お見合いの断り方として最も悩んでしまうのは、上司からお見合い話を持ち掛けられた場合が多いのではないでしょうか。
上司との関係性や上司のタイプによって断り方も変わるかと思いますので、上司に実際断るシーンをイメージしながら参考にして頂ければと思います。
2~3日以内に断るよう心掛ける
お見合いや縁談の話を持ってきてくれたのが、日頃仕事でお世話になっている上司である場合、断り方に1番気を使う相手かもしれませんね。
お見合いの断り方に悩んでいる方の多くは、お見合いを断ることで上司との関係が気まずくなってしまうことを恐れているからではないでしょうか。
上司から持ち掛けられたお見合いの上手な断り方は、お見合い相手うんぬんよりも、アナタと上司の関係性にあります。
お見合いをする気がなければハッキリとお断りすることも大切ですが、相手を傷つけないような思いやりのある言葉を使った断り方をすることで、仲介者である上司の顔を立てることも必要になってきます。
断りを入れるタイミングとしては、今アナタにお見合いをする意思がなく、会う前に断るのであれば、話を持ち掛けられたタイミングですぐに断っても問題ありません。
ただ注意したい点として、1度お見合いを受け、相手の身上書に目を通して断る場合や1度会ってから断る場合には、仲介してくれた上司に敬意を示すためにも「よく考えた結果」お断りすることにしたというのが大切です。
あまりにも早すぎる返答は紹介をしてくれた上司にも失礼にあたりますので、少なくとも一晩はお見合いするかを考えた体を取るべきかと思います。
その上で、
「頂いたプロフィールを拝見しましたが、私にはもったいないお相手です。よく考えたのですが、結婚をする覚悟もまだ整っておらずこのような状態でお会いしても失礼になってしまいますので、今回はお断りさせて頂きます。」
などと相手を尊重しながらも、お見合いには応じられないことをはっきりと伝えましょう。
しかし、時間を空けすぎると断り辛くなってしまい、お見合い相手や上司に期待をもたせてしまうので、2~3日以内を目安に断るのがベターです。
直接か電話でお断りする
上司に紹介されたお見合いの断り方のマナーとして、直接お見合い相手に断るのではなく、必ず上司を通じて断るという事を頭に入れて置いてください。
まだ会う前の段階や1度会っただけであれば、2~3日程度考える時間を設けて上司に丁寧にお断りを入れます。
お見合い相手と何度か会っていて、お互いの連絡先を交換した後にやっぱり結婚には至らなかった、と断る場合であっても、必ず先に上司に断る旨を伝えて、相手にも断りを入れるようにしましょう。
お見合いを持ち掛けてくれた上司に断りを入れるのは、「気まずい」「申し訳ない」と伝えにくいことかもしれませんが、相手にお断りをした事実を紹介者である上司が知らない、というのは最悪の状況を招いてしまいます。
また、誠意を伝えるお見合いの断り方にするためにも、直接会って断ることを優先に、直接上司に会うことが出来ないのであれば電話で断る方が無難です。
職場で顔を合わせる機会がある上司であれば、わざわざ手紙で伝えるのも角が立ってしまいます。
あまり顔を合わせる機会がないのであれば、電話で断る旨を伝えるようにしましょう。
手紙やメールで一方的に断ってしまうのは失礼になってしまいます。
アナタと上司との関係にも依りますが、ざっくばらんに会話ができるような関係であれば、
「素敵な方なのですがどうしても結婚する気にはなれなくて…。相手の方に失礼がないようにお断りするにはどうすればいいでしょう?」
というように正直に話して、お見合いの断り方を相談してしまうのも一つの手です。
相談を受けることで上司もアナタの気持ちを共有することができるので、自分が紹介したお見合いを断られたという感覚は持ちにくいでしょう。
何度も紹介を受ける場合は自ら相談すると伝える
世話好きの上司であれば、1度お見合いを断っていても、何度も紹介を持ち掛けてくる場合があります。
お見合い話が頻繁であれば、その都度断り方も難しくなってしまいますよね。
何度断ってもお見合いを勧めてくる上司に対する断り方のポイントは、結婚を考えられる時期になったら「自ら相談したい」ということを強調することです。
例えば、
「お気持ちは大変ありがたいのですが、今は結婚を考える余裕もなく、どうしても会ってみようという気になれません。結婚を考えられる時期になったら私から相談させて頂きたいと思っていますので、その時はどうかよろしくお願いします。」
というような断り方をすることで、今は結婚をする意思がないことは伝えつつも、頼りにしているということはアピールができるので、世話好きの上司も悪い気はしないはずです。
どのような理由で断る場合でも、自分の至らなさが原因で身を引くというスタンスと、紹介をしてくれた上司の顔を立て、気に掛けてくれたことへの感謝の気持ちが伝わるような断り方を貫くことができれば、お見合いを断ったことで上司との関係が悪化してしまうことにはならないでしょう。
直接本人にお見合いをお断りする方法
最後に、お見合いした本人に直接断る場合の方法についてご紹介します。
前述の通り、お見合いして交際に至るかデートをすることになった場合でも、男女2人は結婚を前提に会うことになりますので、それを忘れずに参考にしてみて下さいね。
直接本人に断る前に必ず仲介人に伝えておく
直接本人と交際に至ったり、複数回デートに行ったりした場合でも、直接本人に断る前に予め仲介人に断る旨を伝えておくようにしましょう。
仲介人がいる場合は仲介人を通して断ることがマナーとされていますので、直接本人に断った後に仲介人がその事実を知るというのは避けるべきかと思います。
例え友人の紹介というフランクなお見合いであったとしても、仲介人や世話人同士、または男性との関係性もありますので、直接本人に断る旨を予め伝えておいた方が良いでしょう。
結婚相談所やお見合いパーティーで出会った男性であっても、お見合いが進まない場合は連絡が必要としている場合もありますので、直接本人に断る前に規約などを確認することをオススメします。
相手の欠点を断る理由にしない
お見合いの話を直接本人に断る場合で注意しなくてはならないことは、いかに相手を傷付けずお互い円満に話を終わらせることが出来るかどうかです。
円満なお見合いの断り方にするには、相手の欠点を断る理由にせずに、男性を立てるように断ると角が立たない断り方に出来るかと思います。
その場で咄嗟に断り文句を考えるのは難しいので、事前にいくつかパターンを考えておくと良いでしょう。
当たり障りのない断り方としては
「お互いの価値観に相違を感じてしまったので」
「自分には釣り合わないほど素敵な方だったので」
など、相手の欠点を伝えない謙遜した断り方を選ぶと良いでしょう。
気を付けるべきポイントとしては、
「私にはなんとなく合わない気がしたので」
「多分、これからお互いに上手くやっていけないような感じがしたので」
など、曖昧な表現をするのは控えたほうが良いということです。
相手の男性も何故断られたのか分からずモヤモヤしてしまい、ズルズルと長引いてしまったり、円満にお見合いを終わらせづらくなってしまう可能性も考えられます。
誠意を込めて感謝と謝罪を伝える
直接本人にお見合いを断る場合で最も大切なことは、誠意を持って感謝と謝罪を伝える断り方にすることです。
結婚を前提にしたお付き合いであるため、アナタのために時間もお金も掛けてくれたことでしょうし、アナタの気持ちに真摯に向き合ってくれたことかと思います。
お見合いを断ることになったことは理由があってのことですので仕方ありませんが、お見合い相手の立場を考えて、感謝と謝罪の気持ちを誠意を持って伝えるようにするべきでしょう。
どうしても直接本人に断ることが出来ないとズルズル引きずってしまうのであれば、メールやLINEでも構わないかと思います。
自分の気持ちをキチンと伝えられるベストな方法と、お見合い相手が納得してくれる方法を考えることが大切なポイントです。
結婚には至らなかったものの何かの縁があってお見合いした相手ですので、相手のお見合いが上手くいくことを願って、感謝と謝罪の気持ちを伝えるようすると良いでしょう。