料理や家事もできる、仕事もできて収入も問題ない。
そんな魅力たっぷりの何でもできる彼氏のことが大好きである一方、何でもできる彼氏に劣等感を抱いてしまう女性も少なくないでしょう。
「料理が出来る男性は素敵だけど、裁縫やアイロン掛けまで完璧なんてショック…」
「なんにもできない私が彼女で良いのかな…」
結婚を意識している方であればなおさら劣等感を抱いてしまい、不安な気持ちになっているのかもしれません。
今回は、結婚したいと思う何でもできる彼氏に対する劣等感との向き合い方や、何でもできる彼氏と結婚した場合のメリットやデメリットについて見ていきましょう!
目次
何でもできる彼氏に対する劣等感との向き合い方
「何でもできる彼氏」と比べて劣等感を抱いてしまい、彼との関係について不安を感じたり、悩んだりしてしまう女性は多いのではないかと思います。
- 料理を一緒に作っても自分以上にできてしまう彼氏
- 分からないことでも少し調べただけで満足する答えを返してくれる彼氏
- お祝い事や記念日も忘れずに大切な時間を作ってくれる彼氏
- 経済力も包容力もあっていつも優しく包み込んでくれる彼氏
などなど、女性的イメージが強い部分においても、彼氏の方ができてしまったというエピソードもあるのではないでしょうか。
ただ、何でもできる彼氏に対して劣等感を抱くことが悪いことや不思議なことかと問われると、そうではないように思います。
その理由は、それだけ彼氏のことを素敵な男性だと惚れている証拠でもあるでしょうし、だからこそ、このまま甘えていて良いのか、少し依存し過ぎなのではないかと思っているからではないでしょうか。
確かに、できることの多い方が良いでしょうし、男女のバランスが取れているカップルの方が長続きしやすいとも言われています。
ですが、自分では理解、意識できていなかったとしても、彼氏はアナタから何かを受け取っており、持ちつ持たれつつの関係が成り立っているから彼氏彼女のカップルとしていることに違いはありません。
つまり、何でもできる彼氏にとって、アナタが彼女でいる意味があること自体に間違いはないのです。
とはいえ、それは今だけギリギリバランスが保たれているのであって、今後も一緒にいられるのか、結婚できるのかを考えると不安になってしまうことでしょう。
もちろん中身の無い自信を持つべきと申し上げるつもりはありません。
将来の結婚を見据えた形で、彼に対する劣等感との向き合い方について一緒に考えていきましょう。
自分で出来ることは自分でする
当然のことながら、自分で出来ることは自分ですることが大切です。
「彼の方が上手だから」「彼のように上手くできないから」と得意か不得意か、100点か70点かを比べるのではなく、依存しすぎないようにすることが重要かと思います。
「彼のように」「彼よりも上手に」である必要はないでしょう。
場合によっては、下手や失敗であっても結果的に良い方向にまとまることだってありますよね。
彼はちゃんとアナタのことを見てくれているでしょうから、そこは安心して気持ちを落ち着かせてあげて出来ることからやってあげれば問題ありません。
依存しすぎることによって負担になってしまうことだけは避けたほうが良いかと思います。
ルールを設ける
「○○ちゃんは休んでなよ!」と優しくて何でもできる彼氏はパパっとこなしてしまい、かえって手伝うのも邪魔になってしまうような気がして全て任せてしまったということもあるでしょう。
そこは、ルールを設けるようにして、例えば週に3回は私が料理を作る、アイロン掛けは任せて欲しいなど自分がすることと彼にしてもらうことを分けてあげると良いかと思います。
役割を分けること自体も大切ですし、彼にしてあげたいことを選んで精一杯やってあげることで気持ちは十分に伝わります。
自分磨きを怠らないように
何でもできる彼氏の方が上手にできるとしても、自分磨きや女磨きを怠らないように。
自分でできることは自分でするためにも、設けたルールや役割をこなしてバランスを保つためにも。
もちろん、望んでいない別れや浮気のリスクを減らすためにもです。
彼氏の方が何でもできるとはいえ、男性と女性という性別的な違いは必ずあり、男女の関係であるからこそカップルであることに違いはありません。
シンプルに述べるのであれば、「優れた女性」である必要はなく、彼にとって「必要である女性」であれば良いこと。
彼を癒やし求められる女性であろうと思うのであれば、それ相応の努力はしておくようにしましょう。
サポートしてあげられることは精一杯に
何でもできる彼氏であっても、時に失敗もするでしょうし、時に落ち込んでしまうことだってあるでしょう。
そんな時は彼の隣に寄り添って、できる範囲でサポートしてあげて下さい。
失敗と努力を重ねて成功を掴んできた経験もあるでしょうが、能力が高いがためにあまり失敗や苦い経験をしていない男性もいるはずです。
男性のプライドを傷つけないように、時には距離を空けてみたり、時には聞き役になってみたり、会話は無くとも隣にいて抱きしめてあげたり。
他の女性には出来ない、彼のことを愛する彼女であるからこそ出来ることを、シンプルに素直な気持ちでサポートしてあげて下さいね。
自分の弱みやカッコ悪い部分までをも優しく包み込んでくれたり、悩んでいる背中を押してくれたりする女性に対し、「特別な女性として大切にしたい!」と思うのが男性心理というものでしょう。
甘える時は甘えてもよい
何でもできる彼氏を持つ彼女なのですから、その特権を活かして甘える時は甘えてしまいましょう。
もちろん甘えすぎや依存のし過ぎはNGですが、メリハリをつけてあげれば良いのではかと思います。
甘えるのを我慢しすぎてしまい、もっと甘えて欲しかった彼氏に振られてしまったというエピソードもありますので。
「甘える」と「依存」は似ているようで、本質は異なるもののはずです。
甘えか依存かはカップルや個人それぞれで感じ方が異なるでしょうけど、アナタなりのラインや答えをある程度持っておくことが大切。
アナタが我慢をしすぎていたり、本来の笑顔でいられなかったりする姿によって、彼氏を悲しませてしまっている可能性だってあることを忘れずに。
感謝の気持ちを忘れずに
やはり、一番大切なことは彼氏への感謝の気持ちを忘れないことでしょう。
「いつもありがとう」「本当に頼りになるね」といった感謝や尊敬の言葉は伝えておいて良いことしかありません。
色んなものをたくさん与えてくれる彼に対して申し訳ない気持ちになってしまうのかもしれませんが、それをしっかり受け止めてあげるのも女の度量の一つ。
何でもできる彼氏にとっては、いつも自分を想ってくれる彼女、感謝と尊敬の念を忘れない彼女ほど愛しい存在はいないはずです。
何でもできる男性は結婚しない傾向にある?
一人で何でもできてしまう男性に対し、結婚しない、結婚する気がないといったイメージもあるかもしれません。
2012年放送のめざましテレビの調査によると、独身男女100人に「結婚できなくても平気か?」と尋ねたところ、「はい」と回答した男性は46%、女性25%と約2倍の差があります。
また、国立社会保障・人口問題研究所による出生動向基本調査を第14回(2010年)と第15回(2015年)を比べて見てみると、下のグラフの通り、「独身生活の魅力」に関する意識調査において「行動や生き方が自由」と回答している男性は増えている傾向にあることが分かるかと思います。
金銭面も含めた自由度を考えると、「何でもできる男性」の中で結婚をしなくても自分一人で生活できるので問題ない、ひとりで解決できるので平気という男性が増えていることは確かなことでしょう。
ただ、同調査内の「結婚の利点」に関する意識調査を見てみると、男女共に「子どもや家族を持てる」が最も多い回答となっています。
20~30代では周囲や友達も独身でいる男性が多いものの、次第に遊べる友達も少なくなり、40歳前後になって自分の家族や子供を意識する男性や老後を考え始める男性も少なくありません。
また、年齢が上がるにつれて、自分のためだけではなく、誰かのために仕事を頑張りたいと意識が変わっていく男性もいます。
女性の場合はどうしても出産年齢を意識してしまうかと思いますが、もしかしたら「何でもできる男性の結婚感が変わる年齢」とのギャップが結婚しないイメージへと繋がっているのかもしれません。
もちろん、自分のこだわりやルールが強すぎるために結婚が難しくなっているタイプの「何でもできる男性」もいますので、彼氏がどういったタイプの「何でもできる男性」であるか、結婚感や家族感をしっかり確かめてみることが大切なのかと思います。
何でもできる彼氏と結婚するメリット
続いて、何でも出来る彼氏との将来や結婚を見据えているのであれば、どのようなメリット、デメリットがあるのかを一度考えてみることが大切です。
メリット・デメリットと言うと何だか損得のように思えるかもしれませんが、あくまで彼との関係や生活を想像していく上での傾向や要素として考えてみてください。
では、まずなんでも出来る彼氏と結婚するメリットから見ていきましょう。
手が掛からないのでラクチン
何でも出来る彼氏や夫を持つ最大の魅力は、手が掛からないのでシンプルにラクチンであることではないでしょうか。
「楽である」ということは夫婦生活や共同生活において重要なものであり、自分の時間を持てる、子供のために動けるなどと時間や心の余裕を作ってくれるもの。
手の掛かる夫に対し「子供がもう一人増えたみたい」と愚痴をこぼす奥様方がいるように、手のかからない何でも出来る彼氏であることは、夫としてもパートナーとしても頼りになる存在に違いありません。
一人にさせても心配が無い
手が掛からないことだけではなく、一人にさせても心配が無いことも、何でも出来る彼氏と結婚する上でのメリットとして挙げられるでしょう。
めったにない友人との食事会を満喫したり、安心して実家に帰ることも出来たり、子供の面倒を任せることが出来たり。
彼や夫を一人にさせても心配が無いというのは、妻であるアナタが些細なストレスを溜めずに済むことにも繋がります。
夫婦円満の秘訣は、出来る限りお互いがストレスを溜めない環境を作ることですよね。
体調を崩した時でも頼りになる
何でも出来る彼氏と結婚したエピソードとしても挙げられますが、体調を崩した時や自分が動けない時に頼りになるイクメンであることに越したことはないでしょう。
今日において、風邪を引いた時に優しく看病してくれた、体調が優れない時に食事を作ってくれたなどとサポートしてくれる男性は少なくないかと思います。
ただそれだけではなく、ゴミ出しをしてくれた、食器洗いや洗濯までも完璧と、わざわざ言葉に出さなくてもやってくれるのが「何でも出来る彼氏」の魅力ですよね。
普段から感じていることでしょうけども、アナタの気持ちに沿った配慮や気遣いが出来る男性を逃してはいけませんよ!
周囲から羨ましがられる
手が掛からない、頼りになる、言葉に出さなくてもサポートしてくれるなどなど、魅力たっぷりな何でも出来る彼氏を持つアナタに周囲は羨ましがることでしょう。
それは嫉妬心などもあるかもしれませんが、「何でも出来る彼氏」が自分の彼である、将来を見据えたパートナーであることは、良い形として自分の自信に繋げてあげるようにしてくださいね。
言うまでもないことでしょうけど、「自慢」と「自信」は異なるもの。
その自信がアナタを豊かにし、さらに彼をも豊かにさせていくものであることを忘れず。
何でもできる姿に改めて惚れてしまう
何でも出来る彼氏と結婚するメリットや魅力について触れて来ましたが、恋愛感情は続かないとはいえ、「この人と結婚してよかった!」と思えることはとても幸せなことです。
その価値観はそれぞれですが、パートナーを尊敬出来る、パートナーに惚れ直すということは、アナタが女性としても妻としても輝いていようとすることに必要なものです。
「10年越しに改めて惚れ直した!」なんてことが言えてしまう素敵な夫婦でありたいものですよね!
何でもできる彼氏と結婚するデメリット
魅力たっぷりな何でも出来る彼氏と結婚を見据えて付き合う幸せばかりを見てしまい、万が一に潜む危険性を見ないようにするのはリスクになる場合も。
何でもできる彼氏をパートナーにするということは、マイナスに働く攻撃性もあるのかもしれません。
どのような危険性が潜んでいるのか、少し客観的に冷静な目で見ていきましょう。
結婚しても劣等感や存在価値に悩む場合も
当記事のメインになる部分ですが、何でもできる彼氏と円満に結婚できたとしても、アナタの心の持ち方を間違えれば悩み続ける結婚生活になってしまうかもしれません。
何でもできる彼氏に対する劣等感や存在価値に対する向き合い方をご紹介してきましたが、それは自身が前向きに動いていかないと変わっていかない可能性もあるからです。
愛する彼と生きていく上で、アナタ自身も変わっていく必要があることをしっかり自覚しておきましょう。
自分ルールやこだわりが強すぎる
「何でもできる彼氏」と言っても色んなタイプの男性がいるでしょう。
何でもできるがからこそプライドが高かったり、何でもできる自分でいようとするための強いルールやこだわりがあったりするのかもしれません。
そのルールやこだわりを許せるようであれば問題ありませんが、行く行くは亭主関白のようにアナタを束縛させてしまうルールになる可能性もあることを理解しておきましょう。
ダメ出しや口出しされる
アナタが何でもできる彼氏と比較して悩んでいるように、彼もそんなアナタに対して悩んだり考えたりしているかもしれません。
もしくは、自分と同じように出来ない彼女に対して我慢していたり、そんな葛藤を抱えてしまう自分に悩んでいる可能性もあるでしょう。
「(俺の彼女なのに)何でそんなことも出来ないんだ!」
「(俺はできるのに)そんなことも出来ないの?」
なんて、「俺」を潜んだ皮肉のダメ出しや口出しでストレスをぶつけてくるような男性との付き合い方には注意が必要です。
見下したような言動をする可能性も
何でもできるからこそ、今まで失敗をすることは少なかったでしょうし、多少の失敗やミスは持ち前のセンスや努力で成功に変えてきたのかもしれません。
しかし、人生の中では個人一人ではどうしようも出来ない理不尽なことも起きてしまうもの。
自分のプライドを保とうとしてアナタを見下した言動をするようになるリスクもあります。
そんな彼であっても支えてあげられるのか、そんな彼を癒やしてあげたいと思えるのか。
どんな自分でいようと思えるのか、将来を見据えて想像してみることが大切です。
「何でもできる彼氏」の結婚相手が「何でもできる女性」である必要はない
「何でも出来る彼氏」と付き合っている相手が「何でもできる女性」である必要はないかと思います。
ただし、何でもできる彼氏に依存して「何もしようとしない女性」であるのは良くありませんよね。
彼氏が何でもできるから言って、アナタに自分と同じように何でも出来ることを望んではいないでしょう。
出来ない自分でも許してくれる、自分が出来ない時でも支えてくれる、そんなことを望んでいるのではないのでしょうか。
それは一つ「何でもできる彼氏」と結婚する上での覚悟なのかもしれませんね。
だからこそ、当記事で述べられたことを想定できる限りで良くも悪くも想像してみてもらえると嬉しく思います。