夏は「暑がり」で汗かきだし、冬は「寒がり」で重ね着をしてしまう…。
夏に「暑がり」なのは気温が高いから、冬に「寒がり」なのは気温が低いから当たり前。
と思っているかもしれませんが、暑がりと寒がりには原因があります。
暑がりでもあり寒がりでもある原因はどこにあるのでしょうか。
原因とタイプ別に対策を紹介していきたいと思いますので、気になる方はチェックしてみて下さいね。
目次
寒がりなのに暑がりの原因
夏も冬も快適に過ごすため、何事も原因を調べ、しっかり対策することが重要です。
では、まずは「暑がり」の原因を見ていきましょう。
「暑がり」の原因は筋肉量が多いから
皆さんもご存知の通り、筋肉量が多ければ基礎代謝量も多くなりますので、筋肉が多い場合、基礎代謝で消費しているエネルギー量が多くなったり、脂肪を燃焼しやすくなるので、体内で発熱される量も多くなります。
筋肉の多い男性が暑がりで、女性は寒がりと一般的に言われるところですね。
筋肉の多い人が動いたり、運動をすれば、筋肉が多い分だけ発熱量が多くなるので、体温が上がりやすくなります。
「暑がり」の原因は脂肪が多いから
太っている人って暑がりですよね。笑
脂肪が多ければ暑がりなのはイメージ通りだと思いますが、なぜ暑がりなのでしょうか?
暑い時に人間の体内では、皮膚に溜まった熱を汗で放出することにより、体内に熱を溜めないようにしています。
しかし、皮下脂肪が多いと、熱を放出したくても、熱伝導の悪い脂肪があることで、熱を上手に逃せられないからです。
ラーメンを想像していただくと、スープの表面に脂が浮いてきて、安易にスープを飲むとヤケドしそうになったなんてこと、ありますよね。
筋肉量の多い人と太っている人の発熱量が変わらないのに、太っている人は脂肪で断熱されているので、いつまでも暑い訳です。
自分はすっかり汗が引いたのに、まだ汗かいてるの?ってことありますよね。
お相撲さんってあの体格で体脂肪率25%程度なので、筋肉がとても多く、暑がりでも体温を下げやすかったりします。
暑がりなのに寒がりの原因
暑がりの原因は分かりましたね!
では、暑がりなのに寒がりの理由を見ていきましょう。
「寒がり」の原因は体温が高いから
先ほど、筋肉の多い人は発熱量が多いので体温が上がりやすいと紹介しましたね。
しかし、体温が高ければ、外気との温度の差で寒く感じます。
冬場にお風呂に入りますが、寒さを感じる度合いとして、お風呂に入る前より上がった後の方が寒く感じる時ってありますよね。
発熱をしやすく体温が上がりやすい分だけ、暑がりで寒がりな訳です。
「寒がり」の原因は脂肪が多いから
えっ!?脂肪が多いと暑がりじゃないの?
そう思うでしょうが、脂肪は熱伝導が悪いものです。
体内を温めても、皮下脂肪が邪魔をして、暑がり寒がりを感じる皮膚表面まで熱が届きません。
脂肪が多いと、保温性が高く、熱を逃しにくいので、天然のダウンジャケットを着ているような状態ですね。
ふむふむ。暑がりで寒がりの人は、筋肉量も多く脂肪も多い人ということですね!
じゃあ、筋肉を減らして、脂肪を落として、ガリガリになれば良いの?
そうではありません。
暑がり寒がりの前に、不健康で病気にかかってしまっては意味がありません。
健康的であることを軸に、対策を紹介していきます。
暑がりで寒がりの人が取るべき対策
暑がりで寒がりな原因を紹介しましたが、タイプとしては3つに分かれます。
- 筋肉量が多く、体脂肪が少ないタイプ
- 筋肉量が少なく、体脂肪が多いタイプ
- 筋肉量が普通以上で、体脂肪が多めのタイプ
では、それぞれタイプ別に対策を紹介していきますね。
筋肉量が多く、体脂肪が少ないタイプ
体脂肪率が低いので、とても健康的なタイプでしょう。
筋肉量が多いということは、普通以上の運動をしていて、体質的な改善は不要と考えます。
このタイプでの悩みは、「寒がり」であることです。
あくまで寒がりについて体質的な対策をするのであれば、少々脂肪をつけるのも1つの対策でしょう。
しかし、努力して食事制限や運動をしていると思いますので、脂肪と同じ役割をするもので対策を取るべきです。
脂肪は断熱材ですので、同じ効果の一度温めた体温を逃さない素材のジャケットやアウターを着ると良いです。
発熱性の高い素材ではなく、保温性の高い素材の服装です。
コートであれば、裏地がしっかりしたウールコート。
フリースなどであれば、生地が厚く、首元までフィットするもの。
ダウンジャケットであれば、熱が逃げないよう織り目がしっかりしたもの。
家にいる時は、こちらの「着る毛布」がオススメです。
着る毛布 グルーニー 累計28万枚突破! 着る毛布groony ★新登場ミドル丈&新色!超極細マイク… |
暑すぎるようであれば、首元を若干緩めたりと、熱を少々逃してあげる工夫をしてみて下さい。
筋肉量が少なく、体脂肪が多いタイプ
こちらのタイプは、言うまでもなく運動することをオススメします。
運動をすることで、筋肉量と基礎代謝を上げ、発熱しやすくも身体を冷ましやすい健康的な体を目指しましょう。
暑い時には、熱を逃すよりは体温を下げることに意識して冷たいものを飲んだり食べるようにする。寒い時には、寒いと感じる皮膚表面を温めるようにしましょう。
筋肉量が普通以上で、体脂肪が多めのタイプ
こちらが一番多いタイプではないでしょうか。
学生時代に運動をしていて、社会人になって太ってしまったというタイプです。
一見細見に見える方でも、皮下脂肪が多ければ熱を逃しにくいため、暑がりの傾向だったりします。
皮下脂肪は、内臓脂肪のように空腹時間を多くし、脂分や糖分を控えただけでは消えていきません。
総合的な摂取カロリーを抑え、有酸素運動を行うことで燃焼していきますので、生活習慣の見直しを心がけましょう。
体脂肪が気になるのであれば、体重計で見るのも良いですが、体脂肪率とBMI指数(肥満度を表す指数)は簡単に計算してみましょう。
- 体脂肪率(%)=体脂肪の重さ(kg) ÷ 体重(kg) × 100
- BMI指数 = 体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)
体脂肪率は20%前後を、BMI指数は25未満を目安に、自分の数値と比較してみて下さい。
暑がり寒がりの原因と対策を紹介しましたが、万が一病気にかかっているためという場合もあります。
身体に異常を感じるようであれば、病院に1度行ってみることをオススメします。
お酒や食事も楽しみの1つですが、健康であるが故の楽しみです。
自身の身体と相談をして、健康で楽しい生活を送って下さいね!