あなたのフェチは何ですか?
ある調査では「好みのフェチがある」と回答した女性が72%となっており、女性それぞれで魅力を感じる男性のパーツやタイプ、仕草があるのではないでしょうか。
女性が好むフェチの種類や男性のパーツについて見ていきましょう。
目次
フェチの意味とは?
フェチとは「フェティシズム」の略であり、現代ではモノや異性のパーツなどに対する性的趣向や特別な魅力を感じる価値観を意味しますよね。
ですが、本来のフェティシズムは「呪物崇拝」を意味する人類学や宗教学上の用語であり、性的な意味を持たない言葉です。
呪物崇拝とは、生命を持たない物体、例えばパワースポットのように大きな岩や樹木を特別な力を持つ聖石、聖樹として崇拝し、禍福(災いと幸い)をもたらす儀式の対象とすること。
19世紀後半頃から心理学者達によって性的な物神崇拝を意味する言葉として流用されるようになり、
モノや身体のパーツに対する異様な性的愛着をフェティシズムと表すようになります。
ただ現代における「フェチ」の使い方としては、男性のパーツや仕草が性欲の対象になるというよりは、「メガネ男子が好き!」「やっぱり黒髪短髪の男子がタイプ!」といったように、個人が感じる異性の魅力部分を指す言葉として使われるケースが多いかと思います。
「メガネ男子良いよね~!」「まず男の人の手を見ちゃわない?」なんて共感されやすいフェチであれば良いですが、少し特殊で一般的には共感されにくいフェチをお持ちであれば、隠しておくか共有できる人とだけ楽しむようにしておいた方が無難かもしれませんね。
あなたのフェチは何?女性が好きなフェチランキング
では、実際に女性の皆さんは男性のどの部分にフェチを感じているのか、ランキングを見ていきましょう!
▼ 女性が好きなフェチランキング
- 第1位:声フェチ
- 第2位:匂いフェチ
- 第3位:筋肉フェチ
- 第4位:手フェチ
- 第5位:血管フェチ
▼ 女性が好きな男性のパーツランキング
- 第1位:手
- 第2位:二の腕
- 第3位:筋肉
- 第4位:背中
- 第5位:胸、お尻
女性が好むフェチランキングから見ていくと、やはり人気なのは声、匂い、手、筋肉といった女性には無い男らしさや力強さが感じられる部分にフェチを感じるようですね。
先述の通り、「フェチ」と「好みやタイプ」には違いがありますが、このランキングと色んな研究調査を見比べてみても声、匂い、手、筋肉が女性のフェチとして人気となる仕組みに納得出来る部分は多く存在します。
また、特殊な性癖とされるようなフェチは、幼児期や思春期における体験が性的趣向に影響を与えるとする説もあります。
ですが、例えアナタのフェチが一般的ではなく特殊な価値観とされるものであったとしても、他人に迷惑を掛けたり、大きな問題を起こすようなものであったりしない限りは否定されるべきものではないと考えます。
あまり共感されないことに友達との会話や彼氏作りに苦労をするかもしれませんが、共感できる相手が見つかったのであれば、それは大切にすべき親友として、愛すべきパートナーとして付き合っていくべきですよね。
女性が好むフェチの種類や男性のパーツ
女性が好むフェチや男性のパーツには色んな種類がありますよね。
ランキングにある人気のフェチから少しマニアックなフェチまで様々ですが、研究調査なども含めてご紹介出来ればと思います。
声フェチ
声フェチとされるように、男性らしい低くて太い声や爽やかで甘い声色に惹かれる女性は多いものです。
男は目で恋をして女性は耳で恋をするなんて言われますが、「好き」「愛してる」といった甘い言葉だけではなく、やはり耳でも感じられる声の心地よさに惹かれてしまうのが乙女心ですよね。
男性声優の人気やイケボという言葉があることから考えてみても、女性にとって男性の声色がどれだけ魅力的であるのかは納得していただけるものかと思います。
声フェチとまではいかなくとも、歌が上手い男性アーティストやセクシーな歌声に惹かれてしまうのも、女性が男性のイケボに生き物を証明する一つの要因になるのでしょう。
特別興味が無かったのに、カラオケで彼の歌声を聞いたら意識してしまったなんて経験もあるのではないでしょうか?
匂いフェチ
声フェチと同じように、匂いフェチも女性が好むフェチとして人気がありますよね。
ただ、匂いフェチといっても洗剤やシャンプーのような香りが好きなのか、男らしい汗のニオイが好きなのかなど様々で、フェチを感じる匂いの幅はとても広いものかと思います。
シャツのニオイやお泊りした後に枕のニオイをこっそり嗅いでいるなんてことは彼に内緒ですよね。
男性の耳の裏を嗅いで確かめたりするように、女性にとって男性の体臭とは自分と相性が良い遺伝子を持っているかどうかを嗅ぎ分ける本能的な能力でもあります。
多感な女性は数十m先にいる優秀なオスの匂いにも気付くといった調査もあるほどで、男性のニオイが好きか嫌いかは遺伝子的に合うか合わないかを判断しているサインでもある訳です。
私達人間も子孫繁栄を図る生物ですから、自分と遠い遺伝子を持つ男性を求める本能的な心理が働きます。
また、自分と近い遺伝子を持つ父親に対して思春期に嫌悪感を抱いてしまう理由の一つになるものです。
匂いフェチとすると男性から放たれるフェロモンに惹かれていることを想像しますが、実は人間がフェロモンを放っていることやフェロモンを嗅ぎ分ける器官を持っているとする科学的証拠はありません。
ですが、なぜか彼の匂いに惹かれ落ち着きを感じてしまうのは、遺伝子的に彼との相性が良いと感じている証拠であることに違いはありません。
手フェチ
手フェチも人気があるように、頼りがいのある大きな手や男らしいゴツゴツした手に魅力を感じる女性も多いはず。
「彼の手で私の手を握ってほしい」「彼の大きな手で頭をなでなでして欲しい」「彼の手でいっぱい触れて欲しい」なんて妄想は広がるばかりですよね。
どのアンケートを見ても女性がまず見る男性のパーツ第1位は男性の手であり、女性の皆さんは触れられたい手か触れられたくない手かを第一に見ている傾向にあるようです。
手フェチの女性は男性から感じられる安心の愛情や性欲を求める心理があるともされていることから、
手だけではなく大きい器で優しく包み込んでくれる男性を求めているのかもしれませんね。
指フェチ
手フェチから続き、手全体だけではなく男性の細くて長いキレイな指に惹かれる指フェチ女子も少なくありません。
その心理としては、大好きな父がキレイな指で良く撫でてくれた、好きだった元カレと似ているなど色んなシチュエーションと環境が想像できますが、自分の手や指にコンプレックスを感じる女性が指フェチになる傾向にあるともされています。
自分の手が小さく指も短いことがコンプレックスに感じ、自分にはない魅力を持つ男性の手や指に惹かれてしまう心理が働きやすいのでしょう。
ただ、それは逆も然りで、例えアナタがコンプレックスと感じるような手や指であったとしても、その手を愛してくれる男性を大切に想うべきかと思います。
筋肉フェチ
男らしさや力強さを感じる男性の筋肉に惹かれる女性は多いもの。
やはり鍛えられた筋肉のある男性は頼りがいのある男性に見えますので、女性にとって男性の筋肉は魅力的に見えるフェチの一つになります。
ただ筋肉フェチといっても幅広く、細マッチョが好きな女性もいれば、ムキムキで大きな筋肉を好む女性もいますよね。
女性が体型の良い男性を求める心理に関する調査として、過去男性からの危険を感じた女性や骨格が細い女性はいずれも体格が良い男性をタイプにしたとする結果もあります。
やはり男と女で違う身体的な特徴があり、身の危険を感じる時には頼りがいのある男性を求めるのが女心なのでしょう。
腹斜筋フェチ
男性の筋肉に関して特に人気があるのが、上半身だけ裸になった時に見えるパンツの上に浮かぶ腹斜筋。
サッカー選手がユニフォーム交換の時に上を脱いで見えるセクシーな腹斜筋にキュンとしてしまう女性も多いはず。
教室の中で着替える部活男子の腹斜筋や身体をチラ見していたなんて、男性の前では口に出せませんよね。
女性が腹斜筋に惹かれるハッキリした理由はありませんが、下腹部に浮かぶ美しい筋は女性には鍛えづらい男らしい筋肉の表れとして映るのかもしれませんね。
胸板フェチ
男らしい力強さの象徴として、男性の厚い胸板や引き締まった胸板に惹かれてしまいますよね。
ハグを求めて彼の胸元に飛び込んだ時に感じられる頼りがいや包容力に、なんとも言えない安心感を覚えてしまうものです。
正面から見た胸板も素敵ですが、横から見た時に厚みのある胸板になぜかキュンとしてしまうのも不思議なものですよね。
鍛えられたボディかどうかもありますが、厚い胸板が女性の心を安心させてくれることも確かです。
肩幅フェチ
胸板と同じように、男性の大きな肩幅は優しく包み込んで守ってくれるような安心感を与えてくれますよね。
また、肩幅があるとスーツも似合いますから、スーツ好き女子にとって男性の肩幅の広さは欠かせないものかもしれません。
肩幅フェチとする女性は少ないかと思いますが、肩幅が広いだけでパッと見でもカッコよく映るのも確かですよね。
背中フェチ
男性の広い背中が好きとする女性は多く、実は背中フェチであるという女性は少なくありません。
男は背中で語るなんて古いように思える言葉もありますが、それでもやはり男性の背中に惹かれてしまうのも事実。
なんとなく気になる男性の広い背中を見て、後ろからバックハグしたい衝動に駆られてしまったなんてこともあるのではないでしょうか。
彼の胸元に入り込むのも良いですが、たくましい彼の背中に身を任せて甘えるシチュエーションも素敵ですよね。
男性の背中を求める心理は、幼い頃に父親からの愛情をもっと受けたかった表れとされることが多いですが、
それはただ今だけ寂しい気持ちを拭いたいだけである可能性もあり、少し充電するように彼の背中に甘えてみるのも良いかもしれませんね。
お腹フェチ
引き締まったボディの筋肉フェチとは異なり、ぽっちゃりとした男性の愛らしいお腹にフェチを感じる女性もいます。
確かに鍛えられたボディは魅力的であり、浮かび上がる筋肉は男らしさを感じる力強さであるかもしれません。
ですが、だらしないように見える彼のお腹に安心を覚え、自分も無理に頑張らなくてもいい、自然体でも良いと思える魅力に惹かれることもあるでしょう。
晩婚化が進む現代ですから、男性も女性も30代になれば太りやすい体質に変わっていきます。
また、人それぞれで理想はあってもカップルの形は男女それぞれであり、パートナーを否定せずどれだけ受け入れるかが豊かな恋愛を導くヒントになるかと思います。
「ムキムキである必要はないけど、ぽっちゃりはイヤ!」という考えも大切ですが、いつしか安心感のある彼のお腹に愛着を持つ恋愛を思い描いてみることも大切なように思えます。
お尻フェチ
引き締まってキュッと上がった小ぶりな男性のお尻が魅力的に見えることってありますよね。
お尻が引き締まっているとスタイルも良く見えますし、筋肉質のお尻はセクシーさを感じられるかと思います。
特に女性のヒップは丸みがありふっくらしていることから、お尻フェチというよりはちょっとうらやましいと思う心理が隠されているのかもしれませんね。
女性のお尻フェチや好みも様々なようで、キュッと引き締まったお尻や鍛えられた筋肉質のお尻だけではなく、プリッとしたお尻やムニッと柔らかいお尻が好きという声もあるようです。
カッコいいお尻でも可愛いお尻でも、愛らしく感じられるお尻の魅力とは不思議なものですね。
ヒゲフェチ
色んなアンケートを見ても、ヒゲを生やしていない男性の方が好きとする女性は約70~80%となっており、
ヒゲフェチの女性は少数派であるかもしれません。
ただ男性のヒゲは女性にはない男らしさが感じられる部分でもあるので、もちろん手入れされてないヒゲはNGですが、整ったあごヒゲなどはカッコよく見えるものかと思います。
ヒゲフェチ女性の意見としては、見た目だけではなく触り心地も大切なようです。
剃りたてのちょっとジョリジョリする感じや指先をツンツンと刺激するような感触、ワシャワシャしたくなるような長いヒゲなど、触り心地によっても好みが分かれるみたいですね。
のど仏フェチ
男女の違いでもありますが、鋭く尖ったように出ている男性らしいのど仏にフェチやセクシーさを感じる女性も少なくありません。
男性の長い首にあるのど仏や横から男性を見た時に見えるのど仏、会話している時や飲み込む時に動くゴツッと大きな喉仏に男らしさを感じてしまうのでしょう。
のど仏が大きく出ていると、思わず触れてみたくなっちゃうものですよね。
女性にはない男性ならではのパーツであるからこそ、魅力を感じるフェチの一つと言えるでしょう。
体毛フェチ
男性ホルモンが多い男性は体毛が多いことから、腕に生えた毛や男らしい胸毛に魅力を感じる体毛フェチ女子もいます。
決して犬や猫といったペットのようにモフモフした毛という訳では無いのですが、濃い目に生えた男性の腕毛をなぞってみたいと思ったことのある女性も多いのではないでしょうか。
男らしい体毛は女性にはない男性ならではの魅力であることもありますが、父親など幼少期の心落ち着く身近な男性の体毛が濃かったことにも影響するものかと思います。
子供の頃にもっとお父さんに触れて欲しかった、もっと父親に愛されたかったという心理が体毛フェチへの気持ちを大きくさせてしまうのかもしれませんね。
ホクロフェチ
「目の下にある涙ホクロがセクシー」「首元にある特徴的なホクロに目が行ってしまう」とするように、ただの黒い点が一つの魅力に見えてしまうものですよね。
ホクロが多い少ない、鼻の横に特徴的なホクロがあるなど個人によって様々ですが、ホクロフェチ女子の心をくすぐるホクロとは、普段は見えない場所にある男性のホクロを自分だけが知ることに魅力があるようです。
彼と過ごす時間や肌を重ね合う機会が増えていくと、「こんな所にもホクロがあるんだ」「前無かったのにホクロ出来てるよ」なんて些細な気付きが、彼との時間を過ごした思い出のように感じられるのでしょう。
それは、彼のことをとても大切に想っている心理でもあり、彼を独り占めしたい独占欲の表れでもあるかと思います。
メガネフェチ
男性の身体的パーツ以外で見ると女性に人気が高いメガネフェチですが、メガネを掛けているだけで印象が変わって知的に見えたり、カッコよく見えたりするものですよね。
また、学校や会社ではコンタクトなのに、プライベートではメガネにしているギャップもキュンとする萌えポイントかと思います。
今では度あり度なしに関係なくメガネ自体がファッションアイテムの一つになっていますが、「やっぱり男は黒縁メガネ!」とする女性意見が多いように、清潔感があり知的さを感じるメガネであることがメガネフェチ女子のポイントなのでしょう。
スーツフェチ、ネクタイフェチ
パリッと着こなした男性のスーツ姿はやはりカッコよく見えますので、スーツフェチの女性は多いものです。
スーツ姿が似合う肩幅フェチやお尻フェチとも繋がるかと思いますが、細身のスーツを着こなすスタイルの良さと合わせて「仕事が出来る男」感に魅力を感じてしまうのでしょう。
今ではクールビズやビジネスカジュアルのようにスーツ指定である会社が少なくなったとしても、大事な商談に気合を入れて望む男性のスーツ姿は素敵に見えますよね。
スーツフェチと同じようにネクタイフェチも存在し、ネクタイをキュッと結んだ紳士らしさや清潔感だけではなく、一日闘った仕事終わりにネクタイを緩める仕草は女性が胸キュンする男性の仕草としても人気があります。
学生時代には制服を着崩すのがオシャレのように感じる一方で、大人になるとピシッとスーツを着こなす男性に惹かれるようになるのも、年齢や成長によって変化する男性の魅力や女性が求める男性像に違いにあるのでしょうね。
方言フェチ
関西弁や博多弁など、聞き慣れない方言にキュンとしてしまうこともありますよね。
特に博多弁は方言フェチ女子に人気が高く、男がリードして女性を引っ張る九州男児の男らしさに惹かれるケースは多いようです。
もちろん博多弁の男らしさだけではなく、今まで周りにいた男性と異なることや自分の前でだけフランクに方言で喋る彼の姿が嬉しいことにフェチを感じる心理が隠れているとも考えられます。
同じ「好き」でも「好きです!」より「お前のことが好きやねん!」の方が心からの言葉のように感じられるものですよね。
タバコフェチ
タバコの臭いや不健康さの印象からタバコを吸う男性人気は年々減る一方で、男性がタバコを吸う姿に魅力を感じるタバコフェチ女子も存在します。
タバコ=大人というイメージがあることから、中高生時代にタバコを吸う大学生の年上男子にキュンとしてしまったなんて経験もあるのではないでしょうか。
また、職場でバリバリ働く男性が少し休憩を取って、遠くを見ながらタバコを吸っている姿にギャップを感じて
惹かれてしまったというケースもあるかと思います。
もちろんタバコを吸うことがカッコ良いのではなく、一仕事を終えてリラックスする姿が魅力であり、ネクタイフェチに通ずる部分があるように思えますね。
フェチによって理想の男性像を固めすぎないように
フェチとはアナタが感じる男性の魅力であるかと思います。
ただ、あまりフェチを固めすぎると恋愛対象や彼氏候補が限られてしまうだけではなく、目の前にあった幸せや恋愛を逃してしまう可能性があることも忘れないように。
細くて長い男性の指が好きな手フェチの女性だからといって、アナタを幸せにしてくれる男性がそうであるとは限りませんよね。
どうしても外せないフェチを大切にしてあげることも大切ですが、フェチ以外の部分について色んな男性を受け入れられる柔軟性を持つことも大切です。
他の女性と共感し合えないフェチを共有する必要はなく、一人の男性にそのフェチが受け入れられ、男女2人がお互いを理解し合える関係であることが理想ですよね。