クリスマスと言えば、サンタクロースが届けてくれるクリスマスプレゼントが楽しみの1つです。
子供の頃、25日の朝が待ち遠しかった思い出がありますよね。
ご存知の通り、クリスマスはキリストの誕生日(誕生を祝う日)ですが、なぜサンタクロースが子供たちにプレゼントを配るのでしょうか。
実は、サンタクロースとクリスマスに直接的な関係はありません。
今回は、なぜクリスマスにサンタさんが活躍するようになったのかを、紹介していきたいと思います!
サンタクロースとクリスマスの関係
サンタクロースは、『聖ニコラウス』という聖人がモデルであり、名前の由来となっています。
司教さんですので、キリスト教に関係する人物です。
クリスマスはキリストの生誕祭ですので、キリスト教に関係することはご存知の通りです。
「ふむふむ。キリスト生誕と聖ニコラウスに関係があるのか!」
と思われたかも知れませんが、それは異なります。
キリスト生誕に関するお話の中で、聖ニコラウスは登場しません。
聖ニコラウスは4世紀頃に実在したキリスト教の司教です。
司教さんが、サンタクロースでイメージする白ヒゲと赤い服を着るのは少々おかしいことだと思いませんか?
ましてや、煙突からこっそり入っていって、靴下にプレゼントを入れるなんて怪しすぎます。笑
その理由は、コチラの記事で紹介していますので参考にしてみて下さい。
⇒ サンタクロースの由来と起源は?サンタさんが何者か調べてみた。
では、サンタさんとクリスマスがなぜ関係を持つようになったのでしょうか。
サンタとクリスマスが関係を持った理由
サンタクロースとクリスマスに直接的な関係は無いとお伝えしましたね。
しかし、どちらもキリスト教に関係するものです。
キリスト教にヒントがありそうですね!
サンタとクリスマスの関係はキリスト教にあり!
クリスマスを始め、日本にもキリスト教文化は根付いていますが、欧米諸国と異なることも多くあります。
それは、キリスト教が普及する前から存在するその国独自の文化や宗教があるからです。
いつからいつまで?海外と違うクリスマスツリーの【3つのタイミング】でも紹介しましたが、日本ではクリスマスツリーを12月26日に片付けるのが一般的ですが、欧米諸国では1月7日に片付けるのが一般的です。
我々日本人からすると、クリスマスと正月は年末年始イベントとしてセットですよね?
クリスマスツリーを正月のどんど焼きで焼き払うこともあるぐらいですから。
元々サンタクロース祭とクリスマス祭はキリスト教における別々のイベントです。
しかし、その関係ないイベントがセットとして根付いたものだとしたら納得できますよね。
オランダでは今でも、12月6日前日(聖ニコラウスの祝日)と12月25日(キリスト生誕祭)の2回クリスマスがありますから。
サンタクロースとクリスマスが関係を持つようになったのは、聖ニコラウス伝とキリスト生誕伝が合わさったものであるからです。
聖ニコラウスとキリストの関係
聖ニコラウスは、サンタクロースのモデルや名前の由来となった人物です。
聖ニコラウス伝の通り、子供の守護聖人と言われています。
※聖ニコラウスに関する伝説は下の記事を参照して下さい。
⇒ サンタクロースの由来と起源は?サンタさんが何者か調べてみた。
一方、キリストが誕生した際、星の動きを見てその場に駆け付けた東方の三賢者のお話があります。
子供であるキリストに、黄金、乳香、没薬をプレゼントしたというお話です。
この聖ニコラウスとキリスト生誕のお話がごちゃ混ぜのセットになって、我々が知る「サンタクロース」と「クリスマス」があるのです。
日本には日本独自のクリスマス文化があると思います。
クリスマスは自分がリクエストしたプレゼントがもらえると喜ぶ子供たち。
キラキラ輝くイルミネーションに包まれて、大事な恋人と過ごすクリスマス。
ワイワイ楽しく家族や友達と盛り上がるクリスマスパーティー。
それは、皆さんにとって大事なクリスマスイベントであることは、今後も変わらないでしょうね。
枕元に靴下を下げておくと、サンタさんから思わぬプレゼントがあるかもしれませんよ!