「女子力」という言葉は色んな場面で使われるため、そもそも女子力とは具体的にどういった能力を指すのか意味がハッキリしていない言葉のように感じますよね。
女子力が高いと褒め言葉で使うこともあれば、女子力が低いと批判する言葉で利用させることもある「女子力」。
今回は、女子力とは具体的にどのようなものなのか、「女子力」の意味や定義について考えていきましょう!
女子力とは具体的にどのような「力」なの?
一般的に「女子力」とは、以下のような「女性らしさ」があるかないかを指す言葉かと思います。
- メイクやファッションに敏感であるか
- 料理が得意か
- 家事や掃除ができるか
- 言葉遣いや仕草がガサツではないか
- 礼儀やマナーが整っているか
- 他人を差別したり、悪口を言ったりしないか
- 酒癖が悪く、タバコを好むか
ここで考えてみると面白いことに、「女子力」という言葉は良く使われますが、「男子力」という言葉を使うことはありません。
料理や家事が出来ない女性に対して女子力が低いと言うことはありますが、稼ぎが少なく重い物を運べない男性に対して男子力が低いとは言いませんよね。(「甲斐性のない男」「頼りない男」と言うことはあるでしょうが)
つまり、本来「女子力」という言葉は、「女性は料理や家事も出来て上品であるべき」という男性目線の理想を描いた言葉かと思います。
実は「女子力」という言葉が海外にはない言葉で、日本特有の言葉なんです。
「じゃあ、男が求める理想に合わせるなんてムリだから、自分らしく自由に生きよう!」という考えも一つ。
男性に女性が付き添う形が一般的だった過去とは違いますから、女性らしく自由に輝いた人生を送ろうとするのも一つの選択です。
ですが、女子力が低いことに悩む女性が多い理由は、単純に女子力が低いと男性にモテないからでしょう。
素敵な男性と巡り合い、幸せな家庭を築くことも「女性らしく生きる」に繋がっていきますよね。
現代における女子力とは?
ただ、現代における「女子力」という言葉を具体的に考えてみると、男性が理想とする「良い女」なのか、一人の女性として美しく見える「魅力」を指しているのか分からないことがあります。
女子力の意味や定義がなんとなくぼんやりしてしまった理由は、男性目線の女子力と女性目線の女子力が混ざり合ってしまったからでしょう。
つまり、現代における「女子力」とは具体的に以下の2つが挙げられるかと思います。
- 男性目線から見た「女性としての価値」
- 女性目線で見た「輝いて映る人間力」
確かに、昔は「男性が外で稼いで女性が家庭を守る」のが一般的な男女のイメージですよね。
だからこそ、女性に求められる女子力とは、料理や掃除、洗濯などの家事力に注目される時代でした。
しかし、女性の社会進出が進み、色んな生き方が選択できるようになった現代においては、女として生きる道もあれば、一人の人間として生きる道もあり、もちろん両方を選んで自由に生きていくことが可能な時代です。
つまりは、男性目線でも女性目線でも「良い女」の基準が高まって多様化してしまったということです。
もちろん、現代における女性の立場が変化してきたということは、同時に男性の立場も異なってきます。
共働きのように女性の経済力が必要となる場合もあるでしょうし、男性が家事や育児を手伝う必要がある場合もあるでしょう。
現代における「女子力」とは、過去の男女の役割とは違ってお互いに求められるようになった「生活力」と、男性に頼らざるを得なかった昔と違って、一人の人間として自立している「人間力」の両方を指すのでしょうね。
「女子力が高い人」と「女子力が低い人」の違い
女子力が高い、女子力が低いを判断する場合、料理や家事が得意か苦手か、メイクやファッションに敏感か関心がないか、言動や人間性に品があるかないかといった細かい特徴にばかり注目しがちですよね。
「女子力が高い人」と「女子力が低い人」の最も大きな違いは、他人に自分がどう映っているかにどれだけ配慮しているかです。
だからこそ、女子力の高い人は、外見だけではなく、料理や家事、言葉遣いや仕草、仕事に取り組む姿勢までにも配慮をします。
一方、女子力の低い人は、自己中心的な考えで他人の目を気にしないため、めんどくさい、自分だけが良ければいいといった形で、自分磨きを怠ってしまいがちです。
周りの男性からどのように見られているのか、周りの女性からどのように映っているのか、自分自身の「女子力」を今一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
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