私達はセックスの危険性やリスクについて注目する機会は多いことに対し、セックスがもたらすメリットや効果について注目する機会は少ないかと思います。
人間の3大欲求とされる食欲、睡眠欲、性欲の中で比較してみても、美容や健康に良い食事や睡眠の質を高めようとする一方で、セックスがもたらす効果やメリットに着目することは少ないかと思います。
今回はパートナーとのセックスをより楽しむための知識としてセックスがもたらすメリットや効果についてご紹介します。
目次
セックスが美容や健康に良い効果があるとされるのはホント?
セックスが美容や健康に良い効果があるとされるのはホントかウソかのどちらかと言うとホントであるに近いと考えます。
「ホントであるに近い」と少し曖昧にした理由は、セックスという行為自体ではなく、愛するパートナーと同意の上で行われるセックスであるからこそメリットがあると考えるからです。
簡単に申すのであれば、ワンナイトラブのような不特定多数の相手とカジュアルにセックスすることに効果があるのではなく、心から好きと思えるパートナーとのセックスだからこそもたらされる効果なのでしょう。
例えば「最近お肌がピチピチだけど、良い男でも見つかったの?」なんて女子トークがありますが、夜遊び的なセックスを楽しんだ後に言われるケースは少なく、彼氏との順調な恋愛や好意を持つ男性との関係や絆が深まった後に触れられるケースが多いのではないでしょうか。
つまり、性欲や寂しさを一時的に埋める快楽を求めるセックスに効果はあまりなく、彼氏や好きな男性との心の距離がより一層近くなったと感じられるセックスであるからこそ美容や健康に効果やメリットをもたらすのかと思います。
病は気からと言われますが、美容や身体的な健康とはココロの健康からもたらされるものであることを私達は改めて理解しておくべきなのでしょうね。
セックスがもたらすメリットや効果
セックスが美容や健康にもたらすメリットや効果に関しては色んな研究結果が発表されています。
もちろん美容や健康のために積極的にセックスすべきとはしませんが、セックスがもたらすメリットや効果を知っておくことは愛するパートナーとのセックスをより楽しむためのヒントになるかと思います。
日本は世界的にも有名なセックスレス国であり、私達夫婦やカップルはもう少しでもセックスというコミュニケーションの在り方について男女お互いが考える必要があるように思えます。
セックスに対してセックスレスにならないように、彼の性欲を満たしてあげるためにといったネガティブな考えだけはなく、女性からもしたいと思えるセックスにする知識として一緒に学んでいきましょう。
セックスをすると愛情ホルモンが分泌されてストレスを軽減してくれる
愛情ホルモンや幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」はセックスやボディタッチといった人間同士のスキンシップによって分泌され、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑えてくれることが研究から分かっています。
また、愛情ホルモンであるオキシトシンは人間関係における相手への理解度を向上させるともされています。
つまりは、愛するパートナーとのセックスによる快楽によって癒やされるだけではなく、セックスによってパートナーへの絆と理解度を深めるという訳ですね。
性欲だけを見れば自慰行為によって満たすことができ、性欲やセックスに関係なくパートナー同士の絆が深ければ幸福度が高いといった研究結果もあります。
夫婦やカップルには色んな形がありますが、セックスによってその両方を満たすことが出来ることを考えてみると男女の恋愛においてセックスがもたらすメリットや効果は大きいものでしょう。
自分を癒やして落ち着かせてくれるパートナーであるからこそ愛することができ、また相手への理解度が深まるからこそパートナーも自分を愛してくれるようになる。
セックスとはただ性欲を満たす行為や子作りのための生殖行為といっただけではなく、男女の恋愛においてお互いの信頼や絆を深める上で大切なコミュニケーションであると言えるのでしょうね。
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頻繁なセックスは尿もれを防ぐ効果に期待できる
頻繁にセックスを行うことで骨盤底筋が鍛えられるので、女性は尿漏れしにくくなるとされています。
これはセックスによる快楽やオーガズムによって膣周りの筋肉収縮が行われるので、自然と骨盤底筋が強化されるという仕組みです。
とてもシンプルに言うのであれば、セックスによって膣トレが行われ、膣トレが行われることで男性も女性もオーガズムを感じやすくなるということです。
この効果はセックスだけではなく、自身のトレーニングによってもたらすことも可能です。
出産経験のある女性は「ケーゲル体操」をご存知かと思いますが、5~10秒膣と肛門をキュッと締めて離すを繰り返すことで骨盤底筋を鍛えることが出来ます。
年齢による尿漏れの心配もありますが、男性を魅了するヒップラインを作ることにも効果がありますので、腰からお尻周りを鍛えておいて損はないかと思います。
週1回のセックスは脳の機能を高める
イギリスのオックスフォード大学とコベントリー大学の研究によると、男女50~83歳を対象に認知テストを行い、週1回以上セックスをしている人はしていない人に比べて認知能力が高かったとする研究結果が発表されています。
高齢化社会が進む現代において認知症予防は重要であり、年老いても仲の良いカップルでいるためには身体だけではなく心も健康である必要がありますよね。
ただ日本の夫婦やカップルにおける現実としては、50歳以上となると男女共に男性ホルモンも女性ホルモンも分泌が少なく、性欲が少ないだけではなく子育てもある程度落ち着いた段階でセックスという行為自体への重要性が下がられていることが多いかと思います。
週1回のセックスは現実的に難しいとしても、お互いが同意してセックスに繋がりそうな雰囲気があるのであれば、年齢に関係なく夫婦の形に合ったセックスにチャレンジして頂ければと思います。
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週1~2回のセックスは免疫力をアップしてくれる
アメリカのウィルクス大学の研究によると、大学生112人を対象に週1~2回セックスしている人は週1回未満の人に比べて唾液中の抗体濃度が高く、インフルエンザにもかかりにくいとされています。
この結果はキスの効果にも影響するのかと思いますが、生物学的観点で見たキスという行為はお互いの細菌やウイルスを交換し合うことで免疫力を高めることに起源があったとする見解があり、より交換接触の多いセックスは免疫力アップに期待できるのかと思います。
ただ面白いことに、同研究では週3回以上セックスする人はIgA濃度(唾液中に含まれる外部から侵入される細菌やウイルスを防ぐ第一次的な防御)が低いという結果もあることから、セックスの回数や不特定対数とのセックスを重ねることが免疫力アップに必ずしも繋がる訳ではことを覚えておきたい所です。
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週2回以上のセックスは心臓病の予防に成り得る
アメリカのニューイングランド大学の研究によると、男性1000人以上を16年間に渡り調査したところ、週2回以上セックスする男性は月に1回未満しかセックスしない男性に比べて心臓病にかかるリスクが約45%低いとしています。
その他の研究でも男性ホルモンの多さと心臓病に関する研究は多く、高齢になっても男性ホルモンを多く分泌する男性は心臓病にかかりにくい傾向にあるようです。
もちろん男性ホルモンはセックスに限らず、筋肉トレーニングや運動によっても分泌されるものであり、大切なパートナーの心臓発作を防ぐために無理にセックスをするべきということではありません。
ただアナタの中で受け入れることが出来るのであれば、健康的な意識だけではなく、忘れてしまったような信頼や絆を取り戻すようにパートナーとのセックスを受け入れてみる理由にはなるのではないでしょうか。
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セックスは男性の前立腺がんリスクを低下させる
カナダのモントリオール大学の調査によると、4年間で20人以上とセックスした男性はそれ以下の男性に比べて前立腺ガンにかかるリスクが3分の1に低下しているとしています。
4年間で20人以上の男性が前立腺ガンにかかりにくいとはいえ、女性視点からすればプレイボーイすぎる男性を選ぶのはどうかと思うかと思います。
この調査とは別に医学的観点で見てみると、前立腺ガンの本質は男性の射精機会が減ることに関連する調査結果が多くみられます。
つまりは、女性やパートナーとのセックス回数の低下だけではなく、男性自身の射精機能や性欲の低下も合わさって射精回数が減り、それによって前立腺ガンになるリスクが高まるのかと考えられるでしょう。
ここで私達が考えるべきことは、パートナーとのセックスの在り方が変化する可能性についてです。
一般的に男性の射精がセックスの終わりとなり区切りになりますが、変化によって男性の射精が区切りにならないセックスの在り方についても考える必要があるでしょう。
特に現代では晩婚化や年の差婚が少なくありませんから、男女2人の形に合ったセックスに対する柔軟性も一つの価値観として重要になるのではないでしょうか。
愛するパートナーとのセックスだから美容や健康に効果がある
先述の通り、セックスが美容や健康に効果やメリットをもたらすのではなく、愛するパートナーとのセックスだからこそ結果的に美容や健康に効果やメリットをもたらすものであると考えます。
繰り返しになりますが、セックスとは性欲を満たす快楽だけではなく、信頼するパートナーとの快楽だからこそ信頼感や絆が深まるものでしょう。
あくまでセックスがもたらす効果やメリットとは、二次的な情報に過ぎないかと思います。
確かに人間の恋愛や心理はとても複雑ですので、セックスをする理由はただ性欲を満たしたいだけの時もあり、なんとなく良い雰囲気に流されることもあり、ムラムラしている彼をしょうがなく受け入れる時もあり、どうしても彼のことが愛おしくて求めてしまったりすることもあるかと思います。
ただ性欲だけではなく心から満たされるセックスに共通するのは、やっぱりこの人のことが好きだし、これからもっと仲良くしたいといった彼を想う気持ちがあること。
彼を心から想う気持ちがあるからこそ愛情ホルモンは活発に分泌されてストレスが軽減し、大好きな彼とのセックスだからこそ心から癒やされココロの健康が保たえるのかと思います。
その幸せを感じられることが結果として美容や健康に効果が表わることを理解しておく必要があるでしょう。