支配的で独占欲が強い男性に好かれることに悩む女性は多いもの。
「優しい人が好きなのに、支配的な人に好かれるのはなんで?」
「独占欲が強い男に好かれるのはもうイヤ!」
などと、自分が思うタイプとは異なる男性ばかりに好かれるには理由があります。
支配的な人に好かれる女性の特徴に当てはまっていないか、一緒にチェックしていきましょう。
目次
支配的な人に好かれる、独占欲が強い男に好かれる理由
支配的な人や独占欲が強い男性に好かれる理由はとてもシンプルで、無意識にも彼らの欲求を満たしている、または、彼らが心理欲求を満たせる女性であると考えているからでしょう。
▼ 支配的な人に好かれる理由
- 女性が男性の心理欲求を満たしている
- 男性が心理欲求を満たせる女性だと考えている
ですので、まずは支配的で独占欲の強い男性の心理や欲求を知り、その後に彼らの心理を満たすような言動をしているかをチェックしてあげるプロセスが必要になります。
男女の関係とは面白いもので、どこかを共通する部分を満たし合う一方で、どこか自分には無い部分を補い合っているもの。
そのギブアンドテイクのバランスが取れていることで恋は進展していき、2人の関係はより深く強いものになっていきます。
また、か細いスタイルや男性との怖いトラブル経験を持つ女性はたくましい身体を持つ男性をタイプに選んだという調査結果もあり、遺伝子レベルの本能的な意識や自分でも気づいていないような深層心理が男女を引き寄せ合うこともあります。
支配的で独占欲が強い男性の心理欲求とは、もちろん男性の数だけ形に違いはあれど、大きくは「承認欲求」「自信」「プライド」の3つ。
この3つが恋愛以外の普段の生活では満たされない、さらには自分より弱く上目線で見れる女性との恋愛だからこそ満たされるという心理が働く時、支配的な行動を加速させ、独占欲を強めてしまう傾向にあります。
支配欲や独占欲が強い男性の心理についてはコチラで紹介していますので、チェックしておいていただければと思います。
⇒ 支配欲が強い男性の恋愛心理とは?征服欲が強い彼との付き合い方
支配的な人に好かれる女性の特徴
求める男性のタイプではないのに支配的な人に好かれる女性の特徴を見る上でポイントとなるのは以下の3つ。
- 支配的で独占欲が強い男性の心理欲求を満たしてしまっていることに気づいていない可能性がある
- どこか弱みを握られている、劣等感があるなど男性を上の立場にいるように感じさせてしまっている可能性がある
- 支配的で独占欲が強い男性がタイプではないが、魅力を理解できるからこそ惹かれてしまうことがある
では、支配的な人に好かれる女性の特徴について、もう少し細かく見ていきましょう。
NOを言えない断れない人
男性に尽くしたいタイプの女性、尽くすことで満たされる気持ちが強い女性は、NOを言えなかったり、お願いや頼み事を断れなかったりして、自分を我慢させてしまう傾向にあります。
「尽くす」という行動はとてもステキな愛の形であり、誰でもが出来ることでは女性らしい魅力です。
ですが、「尽くす」という行為は男性を上に見ることで成り立つものであり、尽くすことで尽くしてもらえるような関係であるかは、女性が尽くすことだけでは成り立たず、男性側も同じだけ尽くし返せる人である必要があります。
支配的な男性すべてが女性に尽くさない男性ではないでしょうし、独占欲の強さから「尽くす」という演出をして女性を自分に縛り付けようとするケースもあるかと思います。
ただし、「支配的で独占欲が強い」ということは自分の欲求を満たしたい心理が強く、相手を満たすことよりも自分を満たすことに集中してしまう傾向にあるもの。
だからこそ、支配的な男性との恋愛は女性が苦しむケースが多い結果をもたらしてしまうのでしょう。
人に嫌われたくない気持ちが強い
NOを言えない尽くすタイプの女性の特徴とも言えますが、人に嫌われたくない気持ちが強い傾向にあるのも支配的な人に好かれる女性の特徴の一つ。
それは、学校や職場といった恋愛以外の部分でも現れるもので、他人に合わせることが上手、他人に合わせている方が楽であるという価値観や心理であるかもしれません。
嫌われたくない心理が強く、男性に合わせることが出来てしまう女性は、自分を犠牲にして我慢できてしまう女性でもあります。
誰かを犠牲にしてでも欲求を満たしたい「自分優先」の支配的な男性心理と、自分を犠牲にしてでも相手を満たしてあげたいという「他人優先」の女性心理は、図らずもマッチングしてしまうもの。
さらに、NOを言えず、自分の主張を我慢してしまいがちですから、支配関係はより成立する関係となり、独占欲をどんどん大きくさせてしまいます。
男性や恋愛に依存しやすい
男性や恋愛に依存しやすい「恋愛依存症」の女性は少なくなく、支配的な男性に好かれる女性の特徴としても挙げられます。
男性好みの色に染まり、たまにだけでも返してくれる彼の愛情に満たされてしまうことは男性への依存度を上げ、女性の尽くしたい心理を強くしていきます。
また、仕事やプライベートで満たされることがない場合、恋愛に集中するだけの時間やパワーもあるため、恋愛をしていること自体に依存してしまうケースも少なくありません。
「彼が喜んでくれるなら、自分が犠牲になっても尽くしてあげたい」
「また一人になって、寂しい時間を過ごしたくない」
という気持ちは男性や恋愛への依存を悪い方向に盛り上げてしまうことでしょう。
自分を責めて劣等感を覚えやすい
自分に対する劣等感やコンプレックスといった自信の無さは、支配的で独占欲が強い男性を引きつけてしまうもの。
支配的な男性は他人からの評価や他人と比較した評価を得たい心理が強いため、自分よりも自信を持てない女性、劣等感を覚えて自分に責任を感じてしまう女性は彼らのターゲットにされてしまいます。
彼らからすれば、「私なんて」「他の女の子に比べたら」「どうせ」「できない」といったネガティブな言葉達は、「私は支配的な人に好かれる女性です」とアピールしている言葉に聞こえてしまうことでしょう。
劣等感が強いからこそ男性を立てて他人を労る優しさを持てるものですが、やりすぎると出来ない自分ばかりを責めるようになり、その結果男性をより上目線なポジションに押し上げてしまいます。
支配される環境に慣れている
親が支配的な人だった、支配欲が強い兄を持つ妹や末っ子として育ったなど、誰かに支配される環境に育った女性は支配的な人と接することに慣れてしまっていることでしょう。
自分がNOと言わなければ良い、他人に合わせていれば気分を悪くすることはない、自分を犠牲にすれば相手は喜んでくれる、男性が笑顔を見せてくれないのは自分が悪いからだ。
支配的な人に好かれる女性の特徴として挙げたこれらの価値観は、自分でコントロールしようがない育った環境によって作り上げられてしまった場合もあります。
育った環境にいた男性とは違うタイプの男性を求めている一方で、扱い方に慣れてしまった支配的な男性に居心地の良い懐かしさを感じてしまう。
自分の中で矛盾してしまう葛藤が、
「なんで私は支配的な人に好かれるの?」
「なんで独占欲が強い男ばかりが近寄ってくるの?」
という疑問や悩みをより複雑にしてしまうのでしょう。
支配的な人に好かれる自分から抜け出すために
もし、支配的な人に好かれる自分を変えたいと思うのであれば、「肯定すべき自分」と「否定すべき自分」をごちゃまぜに見てしまってはいけません。
男性に尽くせること、男性の良い部分や魅力を理解しようとすること、劣等感があるからこそ劣等感の強い人の心に寄り添えること。
嫌なことはイヤと言えること、男性に合わせるだけが優しさの形ではないこと、相手を満たすだけではなく自分も満たしてあげること。
「支配的な人に好かれる」という言葉に執着せず、他の女性には無い自分らしい魅力と変えてあげるべき自分は分けて考えてあげるべきかと思います。
支配的で独占欲が強い男性に好かれることに悩んでいるということは、そんな自分を変えたい気持ちを少なからず持てているということ。
また、現状付き合っている彼が支配的な人であることに悩んでいるのであれば、このままでは自分を大切にしてあげられないという危機感を持っている証拠であるとも言えるかと思います。
支配的な人に好かれる自分を変えることが目標なのではなく、自分も相手も豊かになれる恋愛を目指しているからこそ悩んでしまうはず。
支配的な人に好かれる自分を否定するべきでもありません。
ただ、犠牲になるばかりで自分を大切にしてあげられない恋愛になるのであれば、その恋愛は否定してあげるべきだと思います。