支配欲が強い男性や征服欲が強い彼氏との恋愛に悩んでいるのであれば、その男性心理を想像して理解してみようと思うことが大切です。
生物学的に女性に比べて男性は支配欲が強いとされており、強い弱いの個人差はあれども男性は支配欲や征服欲が強い傾向にあります。
恋愛においてその支配欲は、時に特別な信頼や愛のカタチになることもあれば、時に女性の自由を奪って苦しめてしまう二面性があるもの。
つまり、「男性の支配欲とも上手に付き合っていく」という考えを持てるかどうかが恋愛のヒントになると考えます。
支配欲が強い男性心理を見ていきながら、男性の支配欲や征服欲との付き合い方について一緒に考えていきましょう。
目次
支配欲が強い男性との恋愛で考えるべきこと
まず前提として、彼氏でも付き合う前の男性でも、支配欲が強い男性と恋愛している女性に考えていただきたいことは「彼と自分の両方が満たされる恋愛になるかどうか」ということ。
一般的に「支配欲が強い男性」「征服欲が強い彼氏」との恋愛は女性の方が苦しむケースが多いもの。
しかし、そんな彼を好きなってしまった場合でも、恋心は簡単に捨てられるものでもありませんし、次第に大きくなる恋心は止めようと思って止められるものでもありませんよね。
ただ、先述の通り、男性の支配欲は自分だけが特別な女性でいられる愛情表現にもなり得えること、女性の自分らしさまでをも奪ってしまう危険がある両面性があることを忘れてはいけません。
ですので、支配欲が強い男性との恋愛を進めるか引くかを見極めるための判断ポイントを作っておいてあげることをオススメします。
そこで、判断ポイントを「男性の支配欲と上手に付き合えているか」という点にしてあげると考えがまとめやすいように思えます。
その理由は、アナタが上手に付き合えていると思える場合は彼との恋愛関係が良好である証拠でしょうし、上手に付き合えていないと思える場合は彼の支配欲や征服欲を満たすことに苦しんでいる証拠とも言えるからです。
つまりは、危険性を含む支配欲が強い男性との恋愛であるからこそ、ただ進み発展することに期待するだけではなく、自分なりの限界や引き際ポイントを用意しておいてあげるべきかと思います。
支配欲が強い男性心理
支配欲が強い男性心理を見ていく上で、彼との恋愛を進めるか引くかを考えるポイントは「恋愛のベクトルがどこに向いているか」という点。
男性の支配欲は、ただ自己中心的に自分が満たされることだけに集中しているのか。
もしくは、支配欲が強い自分を満たしてくれる唯一の特別で欠かせない女性と考えているのか。
この2つの方向性の違いは、アナタも満たされる恋愛か、彼だけが満たされ自分だけが苦しむ恋愛かの分岐点になるかと思います。
男性が恋愛においても女性を支配しようとする理由は様々です。
ですので、支配欲が強い男性心理を見ていくポイントとして、アナタが思い描いている男性を想像しながら、
「私を支配しようとしたのは、他に原因があるのかもしれない」
「あんな言動をさせたのは、こういう心理を働かせてしまったからかもしれない」
など、主観的にも客観的にもポジティブとネガティブの両面で見るようにしてみて下さいね。
他人からの評価を得たい承認欲求
人間誰しもが承認欲求を持っていますが、支配欲が強い男性は他人からの評価で得られる承認欲求が強い傾向にあります。
ですので、学校や職場、友人関係の中だけでは足りない、満たされない承認欲求を彼女や身近の女性を支配しコントロールすることで満たそうとする心理が働いてしまいます。
男性という生き物は競合性の心理が強く、自分を優秀なオスとして認めて尊敬してくれる人を好むもの。
そういった点で、特に支配欲や征服欲の強い男性は自分と他人の優劣に対する意識や心理が強く、自分の方が優れていると女性を上目線で見ることで承認欲求を満たすことでしょう。
「なんでお前はそんなことも出来ないんだよ!」
なんて男性のセリフは、自分よりも劣っていると思う女性を蔑むことで、自分が優れていることを確認しようとする心理の表れでもあるでしょう。
自信はあるけど、特別な自信はない
支配欲が強い男性の特徴として、中途半端な自信を持っている反面、特別な人には勝てないと思う自信の無さが挙げられます。
それは、上の承認欲求で触れたように、他人からの評価と優劣に対する意識や心理が強いからと考えます。
例えば、クラスや同級生の中では縮こまっている男性が逆らえない後輩ばかりをいじっていたり。
また、社長や部長など自分よりも優位のポジションに立つ男性に勝つことが出来ないストレスから、部下を支配しようとしたり。
さらに恋愛では、経験値のある大人の男性を演じて、弱い年下の女性をコントロールしようとしたり。
自分自身を成長させて自信を得ようとするのではなく、他人を自分勝手な鏡にしてアンバランスな自信を保とうとしてしまうのでしょう。
自分が正しいと思うプライドの高さ
支配欲の強い男性が他人評価や比較した優劣を意識してしまうことは、その男性のプライドの高さを表すものでもあるかと思います。
そのプライドの高さが「俺はもっと成長できる!」「ライバルに勝ちたい!」といったポジティブな心理であれば良いでしょう。
ですが、自分を高めることなく、他人を下げることでプライドを保とうとするネガティブな心理がありますから、自分の正誤を押し通せる範囲の中だけで自分や他人をコントロールしようとしてしまいがちです。
つまりは、自分の価値観が正しいという心理が強く、自分の視野やコントロール外の物事を受け付ける柔軟性がないとも言えるでしょう。
恋愛の本質は「正しい」「間違っている」ではなく、自分が正しいと思えることを共感し合い、自分では間違っていると思えることも受け入れることにあるはず。
恋愛でも女性を支配しようとするのは、自分の正義感を押し通したい心理や自分の価値観が正しいことを証明する存在を求めている心理によるものでもあるでしょう。
相手を支配することで自分をコントロールできる
他人から評価される承認欲求、他人との優劣を意識した自信やプライドの持ち方といった男性心理は、元々の性格である場合もあるでしょうし、育った環境や学校や職場などの生活環境が支配欲を強くさせてしまった場合もあります。
人間とは不思議なもので、最初は苦痛と思っていたことでも、ある程度の許容範囲内であれば環境に慣れてしまい、時に居心地の良さまでも感じてしまうものです。
もし、親や兄姉から支配される環境で育った場合。
また、学校や友人関係でも誰かに支配される経験が多かった場合。
さらに、現在では職場でどうしようもなく支配されてしまっている環境である場合。
気付かない内に溜まっていった支配されることへのストレスは、自分よりも劣り弱いと思う身近な女性へと向いていってしまうこともあります。
他人に支配されてきた男性であるからこそ、女性を支配するという方法で自分の心をコントロールしようとする心理が隠れているのでしょう。
支配欲が強い男性との上手な付き合い方
支配欲が強い男性心理をのぞいてみると、マイナスでネガティブなイメージが強く、女性が苦しむ恋愛になることも予想しやすいため、出来れば避けた方が良いのかもしれません。
ですが、好きになってしまったものは仕方がありませんし、支配欲や征服欲が強い男性との恋愛にチャレンジしてみたいというポジティブな気持ちがあるのであれば、その気持ちを尊重して大切にしてあげるべきかと思います。
支配欲が強い男性との上手な付き合い方におけるポイントはシンプルに以下の2つ。
- 男性の承認欲求、自信やプライドを満たしてあげること
- 相手を補うことで自分も補われるバランスが保たれていること
一つは、彼女や女性を支配しようとする心理が強いのは、満たされない心理を恋愛で埋めようとする心理があるから。
もう一つは、例え男性に支配されている部分があったとしても、女性側もある部分では支配できていることに近い関係にあれば、恋愛は十分に成立し発展するからです。
つまり、まずは飢えている男性に与えて満たしてあげること。
満たされた男性は、アナタに何を返してくれるか見極めること。
この2点を頭の片隅に置いておきながら、支配欲が強い男性との上手な付き合い方について考えていきましょう。
支配欲が強い男性は褒めて伸ばす
環境や状況によって異なるでしょうが、支配欲が強い男性心理を見てみると、他人に褒められ認められる経験が少なかった男性がイメージされるのではないでしょうか。
もしかしたら、女性を支配しようとするのは、ただ「自分を認めてもらえる存在が欲しい」「我慢している自分を褒めて欲しい」といったシンプルながらも強い承認欲求であるかもしれません。
ですから、「褒め上手のさしすせそ」といったような「さすが!」「ステキ!」なんて簡単な褒め言葉で満たしてあげられるものではありません。
むしろ、良かれと思って発したそのような褒め言葉は、彼の心をより閉ざして離してしまう可能性が高まるかと思います。
支配欲は強い男性が求めているのは、絶対的に自分の味方になってくれる特別な存在。
身近で男性を見ている女性であるからこそ、アナタが伝えられる限りの言葉でその男性の魅力を褒めていきましょう。
気をつけるべきは、自分を蔑ましてまで相手を褒めるような方法を選ばないこと。
「私が出来ないことも○○君はできちゃうんだね!」
といった褒め言葉よりも、
「こんなことも出来る〇〇君の良さを他の女性は見つけられなかったんだね!」
といったように、少しオーバーな例かもしれませんが、「私だから」「今までとは違う特別な女性だから」といった含みを意識した褒め言葉を活用することがポイントです。
尽くせるだけ尽くしてみればいい
多少無理をしてでもチャレンジ出来るのであれば、支配欲が強い男性に対して尽くせるだけ尽くしてみるのも一つの手かと思います。
生活習慣は人の心を表すとされるように、炊事や洗濯といった家事を助けてあげるだけでも、誰かに応援され愛されるを実感することで彼のコンプレックスは和らいでいく可能性があるからです。
ここで懸念するべきは「彼を甘やかすのは都合の良い女として支配欲を強くするだけではないか」ということ。
尽くすだけ尽くしても、自分が満たされることだけにベクトルが向いている男性はそれまでの男に過ぎません。
つまり、愛を与えても愛を返してくれない男性はアナタにふさわしい男ではないということです。
愛を与えないと愛を返してくれるかは判断できないものです。
ですが、愛を与えても愛を返してくれない男性が、将来心変わりしてアナタが望むような男性に変わることもまずありません。
進むなら進む、引くなら引くの答えはアナタの中にだけあります。
だからこそ「男性の支配欲と上手に付き合えているか」を判断ポイントにしてあげて、進むべきか引くべきか自分なりの答えを導いてあげる必要があります。
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染まれるだけ彼の色に染まってみる
支配欲が強い男性との恋愛に落ちてしまったのであれば、染まれるだけ彼の色に染まってみるという大胆な冒険についても考えてみるべきかと思います。
「俺、ショートヘアの子がタイプなんだよね」
なんて、ショートヘアにする自信がない女性にあえていじわるな要求をぶつけてくることもあるでしょう。
ただ、その後の男性のリアクションは恋愛を続けるか、その男性から去るべきかを考えるには十分なヒントにもなり得るかとも思えます。
髪型を変えただけで、アナタ自身の軸や自分らしさを失う訳ではないはずです。
支配欲という男性ならではの強い心理と向き合うためには、芯の強さを求められる難しい恋愛になる覚悟も必要になることを忘れてはいけません。
支配欲が強い男性との恋愛は自分を幸せにしてあげられる恋愛であるのか
彼の支配欲を満たしてあげることでアナタ自身も満たされるのであれば、その恋愛は否定されるべきものではありません。
ただ、彼を満たしてあげようとするばかりに、アナタ自身が苦しんだり傷ついたりする恋愛は避けるべきだと思います。
支配欲が強い男性は独占欲や束縛心が強いので、いざ恋愛を終わりにしようとしても抜け出せなくなってしまう恐れもあることでしょう。
まず優先して考えるべきことは「アナタが自分自身を幸せしてあげられる恋愛」であるかどうか。
彼との恋愛を進めるにしても諦めるにしても、自身を幸せにしてあげられる恋愛を考えた決断に対して後悔をする必要はありません。
進もうと思えるのならまず進んでみる、引くべきと思ったら早めに逃げるようにする。
成功でも失敗でも支配欲が強い男性との恋愛を良い形にするためには、情に引きずられない女性の意思の強さが重要なポイントになることでしょう。
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