愛する彼氏や夫とのセックスにおいて、満たされたまま中イキを経験してみたいと願う女性は少なくありません。
中イキとは膣内におけるオーガズムであり、一方で外イキはクリトリスによるオーガズムであるとイメージされますが、その認識は女性自身も中イキに対する知識や理解が少ない証拠とも言えます。
「私も中イキを経験してみたい」
「中イキできない私って、何か欠陥があるのかな…」
「愛する彼をもっと喜ばせてあげたい」
そんな「中イキ」に関する悩みを解決するヒントとして、中イキにチャレンジするための知識やポイントについてご紹介します!
※当記事の内容は専門家による研究や調査を参考にしておりますが、現代においても女性のオーガズムに関する研究はまだ発展途上であり、今後さらなる情報のアップデートが期待されている状況です。
あくまで中イキに悩む女性を応援するヒントとして活用して頂きたく、至らない点がある場合にはご了承頂けると幸いです。
目次
「中イキ」を理解するための知識
中イキを経験してみたいと思うであれば、中イキに関する知識を身に着けておくことが大切です。
女性自身が中イキを理解していないにも関わらず、男性に期待し過ぎてしまうのは方向性の違う考えですよね。
また、中イキできない理由を知ることは、彼とのセックスに対する悩みを払拭するヒントにもなり得るはずです。
まずは、中イキを理解し、自分の身体の仕組みについて見ていきましょう。
中イキはクリトリス(性感帯)を内側から刺激したオーガズム
中イキはGスポットやポルチオといった膣内の刺激によるオーガズム、外イキはクリトリスの刺激によるオーガズムというのが一般的な認識であるでしょう。
ただ、現代における研究や見解によると、クリトリスは目で見える豆のような突起部分だけではなく、膣壁の内部にまで繋がる三角型の丘のような組織であるとされています。
その内部にまで至るクリトリスの大きさは女性それぞれで異なり、大きい女性の方が中イキしやすい(オーガズムに達しやすい)という研究結果もあります。
つまり、女性がオーガズムに達しやすい性感帯はクリトリスだけであり、中イキと外イキの違いはクリトリスを外側と内側のどちらから刺激したオーガズムであるかというのが現代の見解の一つとされています。
この見解から考えると、中イキのポイントとされるGスポットやポルチオといった部分は、内部に隠れているクリトリスに刺激が伝わりやすい場所であるのかもしれません。
セックスで中イキに達する女性は多くない
研究の仕方や内容によってバラつきはあれども、陰茎を膣に挿入するだけのセックスでオーガズムに達する女性は約20~35%程度であり、女性がオーガズムに達するには外側にあるクリトリスに対して直接的な刺激が必要であるという調査結果があります。
つまり、セックスによって中イキできる女性の方が少なく、中イキできない自分に対して劣等感を覚えるのは間違いであるということをお伝えしておきます。
彼をもっと満たしてあげたい、出来れば一緒に自分も満たされたいという心理で中イキにチャレンジしてみることは大切なことです。
ですが、その気持ちが強いばかりに自分を責めてしまうような要因にはなり得ないことを、男女2人が理解するべきでしょう。
カラダとココロが満たされることで中イキに達する
中イキにも外イキにも共通することですが、セックスに対する精神的な不安や恐怖はオーガズムに達しようとする快楽への追求を抑えてしまいかねません。
セックスに対する嫌悪感、心身的な疲労やストレスは、快楽を感じるホルモンであるドーパミンを抑制してしまうという研究結果もあります。
ケンカして不仲な状態のセックスでは十分に快楽を得られず、ラブラブ状態でのセックスはいつも以上に感じてしまったなんて経験もあるかと思います。
中イキにチャレンジするためのポイント
先述の通り、中イキできるかどうかは個人の性質による部分が多いため、女性誰もが中イキ出来るようになれるものではありません。
ですが、コツを掴んであげることで中イキ出来るようになるケースが決して少なくないことも事実です。
セックスで中イキにチャレンジするためのポイントは以下の2つ。
- セックスという男女2人で行う行為であるため、相互の理解や努力が必要になる
- 快楽を求めて自分を解放させてあげないと、中イキに達するのは難しい
つまり、一つは中イキにチャレンジするためには、男性が女性に合ったテクニックを身に付けることだけではなく、また女性が自分を開発してみることだけではなく、それが重なる必要があるということ。
もう一つは、「中イキできないと彼を満足してあげられない」「もっとこうして欲しい、ああして欲しいと伝えると彼氏に引かれるかもしれない」といったセックスに対する不安や恐怖を拭ってあげる必要があるということ。
だからこそ、セックスという男女の大切なコミュニケーションにおいて、カラダとセックスの相性が良いと思えるパートナーが特別な存在として見えてしまう理由とも言えるでしょう。
彼とのセックスで中イキにチャレンジしてみたいと思うのであれば、その気持ちを大切にしてヒントを掴んでみて下さいね!
中イキするためには外イキを知る必要がある
まず中イキを経験するためには、クリトリスによる外イキを知る必要があります。
ご紹介した「クリトリスが女性の性感帯であり、膣内に特別な性感帯はない」という研究を主軸に考えるのであれば、より敏感に感じる外イキの経験なくして、中イキを経験するのは難しいと考えるからです。
もしクリトリスによる外イキの経験が無いのであれば、まずは外イキにチャレンジするべきであり、その後に中イキを見据えるべきでしょう。
ここで「クリトリスではイケるけど、中ではイケない」といった悩みを持つ女性も多いはず。
そういった場合は、セックス中にいわゆるローターや電マなどを同時に使ってみることをオススメします。
上手くいけば外でイク感覚が中にも伝わるようになり、中イキの感覚を掴めるようになるかと思います。
中イキのためには十分な前戯が必要である
また別の研究結果として、女性がオーガズムに達するには約20分ほどの時間が必要であるとされています。
もちろん個人差があり、数分あればオーガズムに達する女性もいれば、1時間程度じっくり丁寧な時間を要する女性もいます。
ですが、ゆっくり時間をかけた丁寧な前戯や愛撫が女性の感度や興奮を高め、オーガズムに達する可能性を高めることであることに違いはありません。
ただ、女性と比較して、興奮状態にあれば男性は数秒でもオーガズム(射精)に達してしまうもの。
つまり、男女お互いがオーガズムに達するまでに必要な前戯や時間にズレがあることを理解し合う必要があるでしょう。
恋愛もセックスもそうですが、お互いのベクトルが向き合い、相手を想う気持ちが相互に高まることで満たされるものです。
ですので、中イキにチャレンジするためには、アナタが彼に尽くすばかりでも足りないですし、彼ばかりが満たされるだけでは達成されません。
自分の気持ちいい所を探る
またまた研究のお話になりますが、男性は陰茎に刺激を与えることで概ね射精に導くことが出来るかと思いますが、女性は個人によって「快楽の配線」が異なるとされています。
つまり、女性個人によって、雰囲気やムード作り、男性の触り方や言葉、またはGスポットやポルチオと言われる性感帯の場所や感じ方は異なるものであり、興奮を覚えるトリガーは女性それぞれで異なってくるようです。
ですので、「中イキの仕方」といったようなある程度の人に共通しそうなやり方がアナタに合うとは限らず、自分なりの「気持ちいい所」を探っておくことが大切です。
自分が知る気持ちいい所を探る上で最も簡単な方法は、自慰(オナニー)であるでしょう。
もし自分の指でしかオナニーを経験していないのであれば、バイブやディルドといった男性器を模したおもちゃを使って疑似セックスをイメージし、中イキの練習をしてみることも必要かと思います。
自分の気持ちいい所や触り方を教える
自分が気持ちいいと感じるポイントや触り方、シチュエーションがあるなら、それを彼氏やパートナーに伝えてあげるべきです。
確かに、快楽を求めた女性のわがままを男性に伝えることは勇気がいることでしょう。
また、我を忘れてしまうような姿とさらすことに抵抗を感じてしまうこともあるかもしれません。
ですが、そんな自分を受け入れてくれると信じた男性のはずですから、大切に想う彼に自分の扱い方をしっかり教えてあげて下さい。
よくある話として、男性はエッチな動画や過去の成功体験を元に女性の扱い方を固定してしまいがちです。
その男性による固定概念やセックスのやり方は、それを求めていない女心をより苦しめてしまうことでしょう。
もちろん、そこで「そうじゃない」「もっとこうして」といった否定的な言葉は避けるように。
「こうしてくれた方が好き」「こうしてくれた方が感じちゃう」といった男性心理をくすぐるプラスの言葉を取り入れながら、アナタの取り扱い方を教えてあげて下さいね。
彼のことも前戯から気持ちよくしてあげる
セックスというのは、男女お互いが満たされるからこそ燃え上がるコミュニケーションであり、一方だけが満足すれば良いものではないはずです。
つまり、アナタが彼に対して物足りなさを感じているのならば、もしかしたら彼だってアナタに対して何か物足りなさを感じている可能性だってあります。
恋愛でもセックスでもそうですが、人との繋がりの基本はギブアンドテイクです。
アナタが扠すけるから彼もアナタに授けようとするものであり、「あんたばかりじゃなくて、私のことも気持ちよくしてよ!」なんて本音の心理は心の奥にしまっておきましょう。
セックスというのは不思議なもので、何か彼と心が繋がったような気持ちになるものですよね。
アナタも彼と同じくらいに前戯をしたり、尽くしてあげたりすることで、彼の愛情は倍になって返してくれるようになるはずです。
⇒ 男の性感帯はどこ?彼女だから知っておきたい彼の【敏感な場所】
中イキすることがセックスの目的ではない
「中イキできない自分は欠陥しているのかもしれない」
「中イキできないのは私が悪いからかもしれない」
といったセックスに対する不安や悩みは、彼とのラブラブな時間を邪魔する存在になり得るものです。
決して、悩んでしまう自分を否定しないようにしたり、見ないようにしたりするべきとお伝えするつもりはありません。
だって、彼とセックスすることは繋がっていたい気持ちを満たすものであり、中イキできる女かどうかを男性に判断されるための行為ではないかと思うからです。
彼と中イキしてみたいと思うのは、それだけ彼にとって特別な女性でありたいと想う気持ちがあるからですよね。
その特別な想いを大切に扱ってあげること、またその想いをどのように伝えるか。
そんな気持ちが伝わる彼が愛するのは、中イキしてくれるか女性ではなく、自分にとって特別な女性であるはずです。
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